【移住セミナーレポート】『はじめよう、私とふくしまの小さな物語。』vol.12「イノベーションの聖地 福島12市町村」編
ふくしま12市町村移住支援センター主催の移住セミナー『はじめよう、私とふくしまの小さな物語。』は、福島12市町村で活躍するゲストとの交流を通し、現地での暮らしや、魅力を知ることができるセミナーです。2024年2月17日(土)に、東京にて「イノベーションの聖地 福島12市町村」編を開催しました。
前半ではゲストの方々が移住を決めたきっかけや、移住後の生活や活動について、それぞれの活動紹介やパネルディスカッションでお話しいただきました。そして、後半では福島12市町村の各種支援金制度の説明、ゲストに直接質問や相談ができる座談会、移住について相談できる個別相談会を実施しました。
福島12市町村でさまざまな分野のイノベーションを起こされているゲストの方々が、なぜ福島12市町村を活動の地に選ばれたのかについてお話しいただき、より現地で暮らすこと、働くことの魅力が伝わる内容のセミナーとなりました。
第1部 ゲストによる活動紹介 / パネルディスカッション
南郷 市兵/大熊町立学び舎ゆめの森 校長・園長
<南郷さん>
私は生まれも育ちも東京で、まさか自分が福島に住むとは思っていませんでしたが、まもなく移住をして10年目になります。大学卒業後はIT企業に就職し、元々インターネットと教育が研究テーマであったこともあり、その後文部科学省に入省し、東日本大震災後は東北の教育復興を担当していたのですが、気づいたら移住してました (笑) 。
震災という未曾有の事態が起きて痛感したのは、「学校を元に戻して、教科書を最後まで学び終えれば、子どもたちに幸せな未来があるわけではない」ということでした。この解決策がない状況でどうすれば町の未来が取り戻せるのか、という解のない課題を乗り越えてゆく強い力をどうやったら育んでゆけるのか、またこれは全国の先駆けになるのではないかとも思いながら現場に足を運びました。
そして、9年前に福島県双葉郡広野町に中高一貫校の「福島県立ふたば未来学園」が創設され、副校長として着任しました。ふたば未来学園の特色は、プロジェクトに特化した学習です。視察にもよく来られますが、みなさん何を見に来られるかというと、中学生も高校生も全員が自分の好きな学習テーマを設定して、2~3年をかけて学ぶこの学習方法についてです。
過去には、福島第一原発の廃炉プロセスについて、専門家の声だけでなく、どうやって住民の意思を反映させて進めたらよいのかというチャレンジをした生徒や、福島でのスタディツアーを企画して何百人も呼び込んだ生徒もいます。生徒がこの取り組みで気づいたのが、高校生が福島へ来たあと地元に帰ると忘れてしまうので、全国に自分の地域の課題を解決したいと思う若者が増えていってほしいということでした。
そこで「地域交換留学」という仕組みを自分で考え出しました。それは、東京の高校生が福島へ来た後に、今度は福島の高校生が入れ替わり、東京の地域課題をフィールドワークしにゆくというものです。
東京の生徒は初めは「東京はベッドタウンで“地域”という概念がないから、地域課題はないんです。福島がうらやましい、こんなに地域のことを考えている大人がいて…東京にはいないんです」と話していました。みなさん、どうですか?高校生には見えないんですね。ですが、ホストになって何の課題に取り組むか考えると、新宿ゴールデン街から新大久保までフィールドワークをして外国人の方との共生の問題などに気づくことができました。いずれの子もその道を突き詰めようと、大学や大学院に進んで自分の将来を切り開いています。
2023年からは、義務教育学校・認定こども園「福島県大熊町立 学び舎ゆめの森」校⻑・園⻑に着任しています。
この学校の最も大きな特徴は、0歳から15歳までが共に学ぶ環境があることです。国内には、幼稚園と小中学校が一体となった教育施設は複数あるものの、0歳から受け入れている場所は、学び舎ゆめの森しかありません。
これからの学びは教科書からの知識だけでなく、中高生のときから自分で解のない課題にチャレンジしてゆく、そのなかで必要な知識があれば取りに行く学びが必要です。この探求学習が日本の最先端です。
学び舎ゆめの森は昨年大熊町に戻ってきましたが想定していたよりも多くの人数で始まり、その後に転入生も次々に来られ、みなさん「教育移住」です。首都圏、新潟、遠くは関西からと全国から来られています。
転入してきた生徒のなかには、以前は不登校だったけれども、ここで自分に適した学習方法を見つけることで成果を出している子もいます。一人ひとりの才能を開花させ、みなが居心地がいい学びの場所をつくっていき、学びの変革につなげてゆこうと取組んでいます。
佐々木 美雪/国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 研究員
<佐々木さん>
私は青森県出身で2009年に福島大学へ入学し修士課程を修了後、南相馬市にある「JAEA」(日本原子力研究開発機構)に研究員として入社しました。普段は無人機を飛ばして放射線を測定したり、解析のプログラムを作ったりして、放射線の計測・解析などをしています。
福島市に7年、南相馬市に8年以上と人生の大部分を福島で過ごしています。南相馬市の食べ物で大好きなのが「よつわりパン」。十字の切れ目が入った丸いパンにホイップクリーム・自家製のあんこ・チェリーが挟まれたものです。
少し仕事の話をしますと、JAEAは日本各地に拠点があり、福島県内にも拠点が5つあります。福島の環境回復に関わることや福島第一原子力発電所の廃止措置に関する研究開発などをしており、私は前者に関わっています。
去年、帰還困難区域の中でも、特定復興再生拠点といういち早く解除していこうという区域が全部解除になりました。そういったもとになる空間線量率になる測定などを行っています。有人/無人のヘリコプターも使って、モニタリングを実施してますが、それらの技術を今度は緊急時のモニタリングツール、原子力防災として運用していこうと現在、研究開発を進めています。
その他に、四足歩行のロボットを使った開発も行っています。こちらのロボットは福島第一原子力発電所内の状況を知るために、放射能の分布を推定・計測するためにこちらも研究開発を進めている状況です。
南相馬市でロボットを活用している企業や団体は、私たち以外にも沢山あります。陸・海・空のフィールドロボットの一大開発実証拠点である「福島ロボットテストフィールド」や、「福島国際研究教育機構(F-REI )」など、ロボット関係の分野がとても熱い地域です。
南相馬市の気候は夏は除湿器、冬は加湿器が必要な状況です。浜通りは雪は滅多に降らないので、スタッドレスタイヤは買っていないくらいです。青森出身なので「雪かきしなくていいのがこんなに幸せなことなのか…」と実感しています(笑)
暮らしてみての印象としてはほどよい田舎感で住みやすいですね。私は青森県の家の鍵をかけなくても安全なくらいの田舎で生まれ育ったのですが、南相馬市は田舎特有のデメリットがなく、程よい田舎なのがとても良いなと感じています。
コンビニやチェーン店やスーパーもありますし、ネット注文も届くので衣食住にとくに困ることはないです。少し行けば仙台もあるので、遊びにも行きやすい場所ですね。車があればどこにでも行けるので、不便はないと思います。
南相馬市のイベントとしては相馬野馬追が有名です。南相馬市は馬がとても身近にいる地域なので、たまに道路を馬が走っていたりします。趣味であるゴルフも近場で安いところがあるなど、いろいろと楽しむ方法はあります。
もし今日のセミナーを聞いて興味を持った方がいらしたら、まずは先ほどの相馬野馬追などを見に一度気軽に来てみて、色々感じて考えてもらえるとよいかなと思います。
浅井 広美/株式会社JDRONE 南相馬研究開発センター 担当マネージャー
<浅井さん>
出身はお煎餅で有名な埼玉県草加市です。社会人になり色々と経験し、趣味であったドローンが高じてドローン開発メーカーの会社であるエンルートで技術を磨き、ライセンスも取得しました。現在は株式会社JDRONEにて無人航空機などある程度大型の固定翼機を運用している企業でマネジメントの業務をしています。
JDRONEは、「福島復興支援」「カーボンニュートラル」「防災・災害対応」をはじめとする、ドローン運用ソリューションで社会貢献に取り組む企業です。無人航空機の運用サービス事業を主力としており、福島県内では福島第一原子力発電所事故による放射性物質の状況を調査・解析し、誰が見ても分かりやすいような形に「見える化」する仕事を行っています。
今は南相馬市産業創造センター(MIC)で働いています。実はこのセンターには全国から集まってきた大学の研究機関、ベンチャー企業などが入っています。非常に横のつながりがよく、情報交換をすることも出来ます。
また、ここから車で3分くらいのところに、福島ロボットテストフィールドがあります。約50ヘクタールの広大な敷地があり、「無人機航空機エリア」「水中・水上ロボットエリア」「インフラ点検・災害対応エリア」とさまざまな実証実験をすることが出来る施設は全国でも珍しいと思います。
震災後、「福島イノベーション・コースト構想」というものが国家プロジェクトとして進められています。そのなかの一つの施設である福島ロボットテストフィールドは、まだ何もない土地の整備の段階から見てきました。これから浪江町に「福島国際研究教育機構(エフレイ)」が設立されてくると、食べるところや住むところといった衣食住が求められてくると思うので、これからまちは変わってくると思います。
ロボット研究補助金など、南相馬市は企業への事業支援が手厚いです。ほかにも、従業員として東京や千葉から引っ越してきた方には移住支援金や、子育て世代には医療費無料化などさまざまなサポート制度もありますので、ぜひ南相馬市のホームページをチェックしてみてください。
また、南相馬市のおすすめスポットもご紹介します!
南相馬市は相馬野馬追が有名なのですが、普段から気軽に馬と触れあえる場所もあります。それが「カリフォルニアライディング」です。馬の餌やりや乗馬体験ができる、とても面白いスポットで、施設内では美味しい地ビールも味わえます。
美味しい和食が楽しめる「はなぞの」や、全国バーテンダー技能競技大会で優勝経験もあるバーテンダーさんがいる「バー・ウィザード」、近くにある海水浴場「北泉海水浴場」や、26万冊以上の蔵書数を誇る「南相馬市立図書館」など、このほかにもおすすめのスポットが沢山あります。
首都圏からのアクセスは新幹線が一番早いですが高いので、節約しようという方は特急ひたちや高速バスなどバランスをみながら検討してみてください。
移住をしてよかったことは、まず食が美味しい、遊べるところもたくさんあり、プライベート時間が増えたことです。逆に困ったことは街灯が少なく夜が暗いことや、家の中に虫が入ってくることでした。カエルがいたときにはどこから入ってきたのか誰か教えてほしいと思ったくらいでした (笑) 。
自ら動くことで新しい世界は広がっていきますので、少しでも関心がある方はぜひお越しください。
宮下 直樹/日産自動車株式会社 総合研究所 研究企画部 主管
<宮下さん>
私は東京出身ですが、今は年間のほとんどを浪江町で過ごしています。働き始めてから企業に属しながらイノベーションに関わっている一例として、聞いて頂ければと思います。日産自動車に勤めており、長年エンジニアとして世界初の「ワンペダル」などの開発や新車の性能向上に携わってきました。日産自動車は公共交通に関する課題を抱えていた福島県浪江町を対象に、自動運転技術を使ったタクシーの実証実験を2020年に始め、私はこのプロジェクトのリーダーに就任することになりました。
今まで「走りをつくる」仕事をしていた私が、公共交通でまちの移動をつくる、いわば「まちをつくる」仕事に変わり、仕事のスタイルに劇的な変化がありましたね。
仕事のご紹介をする前に、先に浪江町の魅力を話させて下さい!浪江町は福島県の浜通りに位置する町で、一言で表すと「ゼロストレス地域」です。浪江町に限らずですが、福島県には全国最高レベルのご飯・お酒・温泉が勢ぞろいしています。人間の最もベースとなる部分がとても充実しているので、満足度が高い地域です。
また、浪江町は誰でも受け入れる地域です。「よそ者」という概念がなく、外から来た人に対しても「よく来たね!」と温かく受け入れてくれる方がとても多いですね。
さて、私たちが浪江町で行っているのは「なみえスマートモビリティ」。町民だけでなく、町外からお越しの方でも誰でも使うことができ、街中どこにでも行けて、夜も運行してますし、呼べば5分程度で迎えに来てくれる便利なサービスです。
このプロジェクトが始まった2020年4月、まずはとにかく地域の方に知っていただくために町内のお店や飲食店に顔を出したり、朝早くに商店街の落ち葉掃除に参加したりしていました。初めは出張という形で来ていましたが、同年10月には浪江町に居住する形にシフトしました。
公共交通というのは地域の血管です。血管(公共交通)がないと地域が廃れてしまいます。ですので、公共交通ではありますが「まちをつくる」という意識でやっています。
たとえば、子どもたちの移動環境がスムーズでないと、成長環境としてよい環境とは言えませんし、親が子どもの送迎を常にすることは負担が大きくなります。その解決方法として、移動(スマートモビリティ)と教育(子どもの移動)を掛け合わせた「スマモビきっず」を実施しています。保護者の同伴なしで、安全に移動ができるシステムです。
そのほかにも、イベントを企画したり、子どもが集まれるスペースづくりも実施してきました。地元で出会った人たちと「面白そうだからやろうぜ!」と言ったことを、ちゃんと具体化させて事業として行っていることもあり、非常にイノベーションが起きやすい場所です。
イノベーションをしているとは言いますが、ただ私は地域に入って「面白そうだな」「必要だな」と思ったことをやっただけなんです。肩ひじ張らずに気軽に挑戦してみることでも、イノベーションが起こるということを皆さんにもお伝えしたいです。
パネルディスカッション
<南郷さん>
パネルディスカッションでは、私がファシリテーターを務めさせていただきます!まずは皆さんに「移住を経験してどんな変化があったか」をお聞きしたいと思います。
<浅井さん>
仕事の関係で南相馬市に来ましたが、南相馬市には新しい技術に携わっている方々が本当にたくさんいらっしゃいます。そうした方々との交流を通じて、私自身の知識や経験も広がりました。移住して「価値観が変わった」というよりは、「価値観が広がった」と強く感じています。
<宮下さん>
浪江町へ移住してからの変化は、肥えたことと白髪が減ったことです。本当に魚もお肉も食べ物が本当に美味しくて、つい食べ過ぎちゃうし、お酒も呑みすぎちゃいます。白髪については、渋滞等の混雑もなく、地域の方々も優しい方ばかりでストレスが減ったことが原因ではないかと予想しています(笑)。
<南郷さん>
宮下さんは仕事も人生も楽しんでいる方だとプレゼンからも伝わってきました。私も福島に来てから、ご飯が美味しすぎて肥えてしまったのでわかります。こども園で小さい子ども達と遊んでいると少し痩せましたが…。会場の皆さまも福島へ行かれたときは、食べものが美味しいので注意してください(笑)。
移住後の仕事や生活で大切にしていることはありますか?
<宮下さん>
私は仕事と私生活の境目が無くなってきていますね。世の中には「ワークライフバランス」という言葉がありますが、私の場合は完全に「ワークライフミックス」で、自分なりの生活の仕方を大事にしています。
<佐々木さん>
私は福島で福島第一原子力発電所の事故が起こったことがきっかけで研究者になりました。そういったこともあり、ずっと南相馬市で暮らしています。最初はモニタリング等の仕事に従事してきました。仕事を始めてから10年が経ちます。これからは福島で得られた経験を活かして、ロボット等を活用した新しい技術のイノベーションを福島から生み出していきたいという思いを大切に仕事に励んでいます。
<南郷さん>
ありがとうございます!これまで専門家と地域の知恵というところがつながって来なかったと思います。専門の枠の中からだけでは見えなくなる部分があり、地域の方々(知恵)とともに、若者・子ども・開拓者(外から入ってくる人=移住者など)が巻き起こす風が、新たな価値を生み出すのではないかと考えています。
<宮下さん>
浪江駅から徒歩1分前のところに「浜通り地域デザインセンターなみえ」という施設をつくりました。東大の先生がセンター長をされており、日産と地元の方々とイノベーションなことから細かなことまで一緒にやっています。いま南郷さんが話されたような事例に通じるかなと思います。ぜひ気軽に立ち寄ってください。
<南郷さん>
東京にいたときよりも先端の研究をされている方や、自らの世界を作り出されているアーティストなど色々な方との関わる機会は福島の方が圧倒的に多いですね。
<宮下さん>
福島12市町村には歩けば、官僚、大企業、スタートアップ企業で活躍されてきた方などすごい方に出会う機会がたくさんあり、「この地域はただの田舎じゃないな」と思わされますね。
<南郷さん>
地域との関わりではいかがでしょうか?
<浅井さん>
実は営業の仕事もしてまして、福島12市町村の役所はすべて伺いました。そこですごく感じたのは、飛び込み営業でもちゃんと対応して下さることです。東京都ですとアポイントメントを事前に取って行かなければ対応いただけないことが多いのですが、福島12市町村では自治体の方が温かく受け入れて下さり、事業への補助金・助成金をはじめ、移住に関する支援金まで色々な情報を教えて下さいました。このあたりからも人とのつながりが深い福島が垣間見えました。
<南郷さん>
移住前後で感じたギャップは何かありますか?
<佐々木さん>
青森出身なので、浜通りは雪が降らなくて良いところだなと思う反面、夏は湿度が高め、冬は乾燥しがちなところですかね(笑)。常磐線は少し風に弱く、止まってしまうこともあるのが少々難点ですね。
<南郷さん>
私は夏場エアコンを使っておらず、個人的にはとても快適だと感じていました(笑)。
<宮下さん>
福島へ行く前は「田舎だから何にもないだろうなあ」と思っていました。来てみて、確かに一見したところでは何もないのですが、実は気持ち次第で何でも出来るし、何でもあることに気づきました。
<南郷さん>
それでは最後にゲストの皆さんから、移住を考えている方に一言ずつよろしくお願いします。
<佐々木さん>
いきなり移住というとハードルが高いので、まずは観光とか美味しいご飯を食べに来てみて、福島の魅力を堪能していただければと思います。皆さまからのお話にもあったように、イノベーションもたくさん起きており、ただの田舎ではないので一度現地を見て、体験してから考えてみてもらえればと思います。
<浅井さん>
2024年5月25日(土)~5月27日(月)に南相馬市では相馬野馬追が開催されます!ぜひ、このようなイベントを目的に足を運んでいただくのもおすすめです。
<宮下さん>
アドバイスですか…ひとことで言うと「スタートダッシュ」ですね。福島12市町村は移住を応援する環境は整っているので、移住後の支援金などもあり、ゼロだから何でも始めやすいです。あとは「あなたが来るだけ」というところで、引っ越す前から地域に入り知り合いを作っていくと、後は勝手にまわりが動いていきますので。
<南郷さん>
ありがとうございます!そうですね、最初は気軽に遊びに来てみることから始めてみてください。何があるかわからない人生だからこそ、思い切って「エイやッ」と軽い気持ちでステージを変えてみる「移住」という選択も、楽しいことだとお伝えしたいと思います。
それではこれにてパネルディスカッションは終了となります。体験に基づいた貴重なお話しをありがとうございました!
第2部 座談会・個別相談会
座談会では、多くの参加者がゲストの発表内容に興味津々の様子!仕事に関することから、福島12市町村での暮らしまで、多岐に渡る質問・相談が寄せられ、それらに対して一人ひとりに丁寧にアドバイスをされていました。参加者同士での交流も見受けられ、多くの出会い・つながりが生まれました。
個別相談会では移住担当スタッフに「福島12市町村について全般的に聞きたい」「どの地域が自分に合うか聞きたい」など、いま知りたいことを解消されている姿が目立ちました。
お仕事紹介ブースでは、福島12市町村の最新の求人情報から、地域の状況まで幅広いご相談が寄せられ、多くの方にご利用いただきました。
特別企画! 福島12市町村の特産品の試飲&試食会
また当日は特別企画として、福島12市町村を食からも体感していただくために、特産品の試飲&試食会も実施しました。浪江町・鈴木酒蔵店の日本酒「磐城壽」、南相馬市の「クリームチーズの味噌漬け」、浪江町の柴栄水産「上乾しらす」などをご用意しました。福島12市町村でどのようなものが作られているのか、参加者の皆さまに美味しく味わっていただきました。
令和5年度、全6回にわたって開催してきた移住セミナー『はじめよう、私とふくしまの小さな物語。』の最終回となる今回は、福島12市町村でイノベーションを起こすゲストの皆さまから、それぞれの物語や各市町村の魅力、そして具体的な移住に向けたアクションなどのアドバイスを聞くことができました。
令和5度に開催した未来ワークふくしま移住セミナーの当日レポートの記事・動画は特設サイトよりご覧いただくことができますので、ぜひご興味があるテーマからご覧ください!
また令和6年度のセミナーに開催する最新情報は、#未来ワークふくしまホームページに掲載しますのでこうご期待ください!
第12回セミナーのダイジェスト・全編動画を公開しています (YouTube)
ダイジェスト版 (全編動画はこちらからご覧ください)
■2023年度未来ワークふくしま移住セミナーの特設サイトはこちら
https://mirai-work.life/lp/seminar2023/