ノルマではなく、自分の目標で成長する。働く安心とやりがいを大切にする「有限会社エンドーフィナンシャル」

(中)遠藤 栄一さん
1981年生まれ、田村市出身。代表取締役。20代で音楽活動を経験した後、父が営む保険代理店の仕事に携わり、25歳から本格的に保険の道へ。現在は経営を担いながら、地域での金融教育にも力を入れている。3児の父。
(左)亀岡隆治さん
1980年生まれ、桑折町出身。2級ファイナンシャル・プランニング技能士、一種外務員資格を保有。2025年に中途入社し、現在は営業を担当。2児の父。
(右)猪狩真美さん
1982年生まれ、三春町出身。三春町内の会社で約15年間事務として勤務した後、保険業界へ転職。2025年に中途入社し、現在は営業を担当。4児の母。
有限会社エンドーフィナンシャルは、損害保険や生命保険をはじめ、資産運用など、お金にまつわる幅広い相談に応じています。
成果が重視されるイメージの強い保険営業ですが、同社には営業ノルマがありません。未経験者も一から学べる研修を設け、長い目で社員を育てています。社員の自主性を大切にしながら、一人ひとりの成長を支える。その背景には、どのような考えがあるのでしょうか。代表の遠藤さんと、社員の亀岡さん、猪狩さんに、人材育成や仕事への思い、働く環境について伺いました。
Q1. 金融の仕事に携わるようになった経緯と、仕事をするうえで大切にしていることを教えてください。

遠藤さん:
実は私、もともとはバンドマンだったんです。20歳でインディーズデビューをして、CDを出したり、全国ツアーを回ったりしていました。
父とは「25歳までに音楽で結果が出なかったら辞める」と約束していて、25歳でバンドを解散し、そこから家業に入りました。最初は損害保険を扱っていましたが、生命保険についても勉強するようになり、さらに資産運用など、金融全体へと関心が広がっていったんです。
仕事を続けるなかで感じたのが、「金融について正しく知る機会が世の中には少ない」ということでした。そこで2012年に始めたのが「お金の学校」です。最初は、参加者が少なかったのですが、それでも続けてきて、今では延べ5,000人以上の方に参加していただくまでになりました。最近では、地域の小中学校の子どもたちや教職員、企業の社員のみなさんに向けてお話しする機会も増えています。
金融について知ることは、自分や家族の生活を守ることにもつながります。だからこそ、金融について学ぶ機会を一人でも多くの人に届けていきたいと思っています。
Q2. 未経験の方も採用されていると伺いました。社員を育てるために、どのような仕組みがあるのでしょうか。
遠藤さん:
まず私が新入社員に仕事への心構えなどを伝えます。その後は各支店の責任者から実務を学び、保険会社の研修やロールプレイングによる経験を積んでいきます。
当社が扱う仕事全体を理解するには5年ほどかかります。金融の仕事は、知識を覚えれば終わりではありません。お客様から信頼していただかなければ成り立たない仕事なので、入社してすぐに一人前になれるものではないんですよね。
だからこそ、当社では営業ノルマを設けていません。この業界では成果を求められることも多く、達成できなければ収入が下がり、離職に繋がってしまいます。それでは、長期的に人を育てることはできません。
当社では固定給を保障したうえで、知識や資格、仕事の成果などをポイント化した評価制度を設けています。一人ひとりが自分で目標を設定し、達成すれば昇給に反映される仕組みです。
もちろん、売上については会社から求める水準はあります。でも、「これだけ売りなさい」と一方的にノルマを課すのではなく、自分で目標を決め、そこに向かって努力してほしい。すぐに結果を求めるのではなく、長い目で一人ひとりを育てていきたいと思っています。

Q3. 実際に働くなかで、成長できる環境や職場の雰囲気をどのように感じていますか。
猪狩さん:
オフィスは明るい雰囲気ですし、風通しの良さを感じています。特にいいなと思うのは、何か問題があったときに、一人で解決しようとしないところですね。
「こういう場合は、どうしたらいいかな」と声をかけると、それぞれが自分の経験や知識をもとに意見を出してくれるんです。
みんなで考えるので、問題を解決するスピードも速いです。担当者一人でお客様を支えるのではなく、お互いの経験や知識を尊重しながらワンチームで最善策を考える。そういう意識があるからこそ、安心して仕事ができています。

亀岡さん:
研修は新人だけではなく、営業社員全員で毎週金曜日に行っています。社長による研修のほか、生命保険会社の方を招いた研修や、お客様への伝え方を学ぶロールプレイングなど、内容もさまざまです。新人もベテランも関係なく、改めて知識を学び直す機会になっています。
私自身、入社したばかりの頃を振り返ると恥ずかしくなるぐらい、入社してから自分が成長している実感がありますね。

猪狩さん:
チャレンジできる環境があり、自分の考えで動けるところも、働きやすさの一つですね。前職では営業エリアが決められていましたが、今は「こういうやり方で新規開拓をしてみたい」「この会社に営業に行ってみたい」と社長に相談すると、「いいよ、どんどんやってください」と背中を押してもらえます。
自分で設定した目標に向けて、やり方も自分で考えながら挑戦できる。もちろんその分責任はありますが、自分の考えで動けるので、仕事の幅も広がっていると感じます。
また、子どもの体調不良などで急に帰らなければならないときも相談しやすいですし、有給も取りやすいです。誰かが休むときには、仕事をカバーし合えるので、子育てをしながらでも働きやすい職場だと感じています。
Q4. 仕事のやりがいや、これから挑戦していきたいことを教えてください。
猪狩さん:
身につけた金融の知識を生かして、お客様に新しい選択肢を提案できたときは、やりがいを感じますね。お金や資産運用について、自分ではなかなか調べる機会がない方もいます。そうした方に、物価や金利なども含めて説明し、納得して契約していただけるとうれしいです。
また、大きな金額を預けていただくこともあります。それだけのお金を託していただけるのは、自分を信頼してくださっているからこそだと思います。知識を身につけ、お客様に信頼していただける存在になることが、この仕事のやりがいですね。
亀岡さん:
目標は、社長に少しでも追いつくことですかね。何を聞いても答えが返ってくるほど経験も知識も豊富で、学ぶことが本当に多いです。
学ぶのは、研修の時間だけではありません。雑談のなかでおすすめの本や映画を教えてもらったり、そこから仕事の話につながったり。仕事だけでなく、幅広いことにアンテナを張っているので、話をするたびに新しい視点をもらっています。

Q5. 最後に、エンドーフィナンシャルのこれからの展望と、地域への思いを聞かせてください。
遠藤さん:
保険代理店を取り巻く環境は、これからますます厳しくなっていくと思っています。コンプライアンスや管理体制も、これまで以上に高い水準が求められるようになっています。そうしたなかで会社として生き残っていくためには、きちんとした体制を整えながら、規模も拡大していかなければなりません。
今後は全国に支店を増やし、事業を広げていきたいと考えています。ただ、会社が大きくなっても、本社はあくまでも田村市です。全国で事業を展開して得た利益を田村市に還元し、雇用を生み、地域の発展につなげていきたいんです。
田村市に全国へ展開する会社があることで、「ここで働きたい」と思ってくれる若い人が増えたらうれしいですね。田んぼの中にある会社が全国へ、いつか世界へと広がっていったら面白いじゃないですか。

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https://arwrk.net/recruit/endo-fin
【基本情報】
企業名:有限会社エンドーフィナンシャル (旧遠藤総合保険)
代表者:代表取締役 遠藤 栄一
事業内容:損害保険代理店、生命保険代理店、金融商品仲介業、確定拠出年金に関するコンサルタント業
所在地:〒963-4112 福島県田村市大越町下大越字中原120 (大越本社)
TEL:0247-79-2359
FAX:0247-79-3824
URL:https://endo-fin.com/
(2026年8月取材)
インタビュアー:奥村サヤ / 撮影:古関マナミ