【移住セミナーレポート】『はじめよう、私とふくしまの小さな物語。』~第2回 アフターイベント/交流会~
ふくしま12市町村移住支援センター主催の移住セミナー『はじめよう、私とふくしまの小さな物語。』は、福島県内で活躍するゲストとの交流を通し、福島12市町村で暮らすことの魅力や、チャレンジの場としての可能性を知ることができるセミナーです。
これまでの未来ワークふくしま移住セミナーに参加された方限定の第2回アフターイベント/交流会を、2024年3月9日(土)に東京・赤坂の東北カフェ&ダイニング「トレジオンポート」で開催しました。
vol.8のセミナー、第1回アフターイベント/交流会にご登壇いただいた三廻部麻衣さんが司会進行を務め、「セミナーの振り返り」「現地レポート」「福島12市町村クイズ大会」「座談会・個別相談会」の4つのプログラム構成で行いました。今年度のセミナーの内容を振り返りながら、移住を検討される方どうしの情報共有や、それぞれの疑問を解消することで移住のイメージをさらに深める機会となりました。
また、福島12市町村の食材をメインに調理された前菜4種盛り合わせ、常磐もののカルパッチョや唐揚げ、福島の指定ブランド豚である「うつくしまエゴマ豚」のローストポーク、田村市で採れたいちごを使用したカッサータなど福島12市町村のスペシャルコースをご用意しました。
ドリンクは田村市に醸造所があるでホップジャパンのクラフトビール「IPA」、浪江町・鈴木酒造店の日本酒「磐城壽」、川内村の「かわうちワイン」のワイン各種など福島12市町村で作られたものをご用意し、「味覚」でも福島12市町村を堪能していただきました。
セミナーの振り返り
まずは令和5年度に実施された全6回の未来ワークふくしま移住セミナー『はじめよう、私とふくしまの小さな物語。』の振り返りをしました。
各回ごとにゲストや内容の振り返りを行ったところ、参加者の方からは「この回参加した!」「このゲストの方の話は、面白かった!」等の声があがりました。
”まちづくり””農業””イノベーション”など、各回異なるテーマで開催しましたが、どの回もそれぞれの分野で生き生きと活躍されている魅力的なゲストに登壇いただき、座談会ではセミナーでゲストが話された内容についてすぐに質問できる気軽さが喜ばれていたことや、個別相談では各々の個人的な不安を解消できたという意見が出ました。
福島12市町村からの現地レポート
vol.9「”ふつう”に楽しい移住暮らし」編に登壇された「なみとも」代表の小林奈保子さん(浪江町)、vol.11「関西出身者が大活躍する福島12市町村」編に登壇された「株式会社ホップジャパン」の河本凪紗さんの活動拠点(田村市)と会場をオンラインで繋ぎ、現地レポートをお届けしました。
<河本さんの現地レポート>
田村市都路町にあるクラフトビール醸造所を運営する「株式会社ホップジャパン」で働いている河本さん。当日は醸造所からオンラインで登場いただきました。初めて見る醸造所内部の様子に会場は興味深々の様子。
会場ではホップジャパンが造るクラフトビール「IPA」をご用意し、河本さんが現地からビールの製造工程や美味しさの秘密を説明してくださるなか、東京の会場でそのビールを味わわれている参加者は「より美味しく感じますね」と笑みをこぼされていました。
<小林さんの現地レポート>
浪江町で交流イベントや情報共有の場づくりをされている「なみとも」代表の小林さん。当日は浪江町を歩いて街並みをオンライン中継しながら案内していただきました。
「浪江町は駅前再開発で新しい商業施設や住居、公園等が建設予定で、現在は住民でワークショップを開催して理解を深めている段階です。避難指示が解除され、徐々に賑わいを取り戻しているのを実感すると本当に嬉しいですね。浪江町は本当に住みやすいところです」と暮らされている方の実感がこもった思いを聞かせてくださいました。
その他にも、新たな移動手段である「なみえスマートモビリティ」やおすすめの地域スポットなど、浪江町の魅力をたくさん語っていただきました。
ゲストのお2人が普段活動されている場所からの中継により、東京や大阪のセミナーとは違う現地での姿から魅力がより参加者に伝わった時間となりました。
福島12市町村クイズ大会
続いて行われた「福島12市町村クイズ大会」では、vol.7~vol.12のセミナーを振り返る内容のクイズが出題されました。クイズはチーム対抗戦で行われ、参加者どうしの会話も盛り上がりました。
浪江町からの現地レポートをしてくださった河本さんに関するものでは、下記のような設問も。
Q.ホップジャパンが運営する公共施設『グリーンパーク都路』。この敷地内では、ビール造り見学・試飲の他に何ができる?
A.オートキャンプ
B.ディスクゴルフ
C.BBQ
D.ホップ収穫体験
正解は「全部です!」と発表されると、参加者からは「全部できるの!?」と驚きの声があがりました。「楽しそう!ぜひ行ってみたい」と宣言される参加者もいらっしゃり、福島12市町村の観光スポットへの関心が高まりました。
その他にも、今年度のセミナーに登壇したゲストにまつわるものや、移住支援制度に関するクイズも出題され、見事全問正解だったチームには優勝賞品が贈呈されました。
座談会・個別相談会
座談会・個別相談会では「農業・食産業」、「起業・フリーランス・まちづくり」、「地域と関わるはじめの一歩」、「個別相談会」の4つのなかから希望先に分かれて、開催しました。
「農業・食産業」グループでは、食に関するイベントを多く企画されてきた三廻部さんを中心に、福島12市町村の「食」にまつわるさまざまな話題が飛び交っていました。
当日の福島12市町村スペシャルコースを食して「ほんとに美味しい!」と感激され、福島12市町村には美味しい食べ物がたくさんあることを体感されている姿も目立ちました!福島12市町村の「おいしい」をテーマに、ユニークなアイデアも沢山生まれた時間となりました。
「起業・フリーランス・まちづくり」グループでは、Iターン移住をして福島県で起業された株式会社エフライフ代表の小笠原さんがファシリテーターとして参加。
参加者からは、起業の経緯や地域でのつながりづくりについて積極的に質問が寄せられました。自分が挑戦してみたいこと、実現したい働き方を互いに語り合い、応援し合う様子が印象的でした。
「地域と関わるはじめの一歩」グループでは、本格的な移住を検討する前に「福島12市町村がどんなところかもっと知りたい」という参加者が集まりました。
参加者の中には、福島12市町村で開催された移住体験ツアーに参加された方もいらっしゃり、参加者間でも移住に対する想いや体験談を共有されていました。
また、移住に向けてより具体的な相談を希望される方には移住担当スタッフに個別相談できるブースも設置。「自分が希望する条件に合う地域は12市町村のなかでどこがよいか」「東北だけど雪は積もらないか」という生活面から、住まいや起業についてなど質問は多岐に及びました。
1人では分からないことや不安なことも、共に移住を考えている参加者や移住担当スタッフとの対話を通して、疑問や不安が解消されていました。
イベント終了後は、当日初めて会った参加者どうしが意気投合して連絡先を交換し合ったり、話し足りず2軒目に移動したりされる様子も見受けられました。「ここで得られた縁をこれからも大切にしていきたい」「まずは福島12市町村に旅行感覚で足を運んでみたい!」といった嬉しい感想を多くいただきました。
本イベントを持ちまして、令和5年度の未来ワークふくしま移住セミナー『はじめよう、私とふくしまの小さな物語。』が終了いたしました。セミナーにご参加いただいた皆さま、セミナーにご登壇いただいたゲストの皆様に心より感謝申し上げます。
また令和6年度も同様のセミナーを実施予定でおりますので、#未来ワークふくしまのホームページで最新情報はご確認ください!
移住を検討されている皆様にとって、納得のいく素敵な移住ライフを送られることを心より祈っております。移住はもちろん、まずは旅行からでも大歓迎!福島12市町村でお待ちしております。