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ドラマ「姪のメイ」応援上映!主演大沢さん×プロデューサー青野さんが裏話披露

2023年10月25日

福島12市町村を舞台に、主人公の小津 (おづ(本郷奏多)とメイ(大沢一菜 (かな)のひと夏を描いたヒューマンコメディードラマ『姪のメイ』。福島県での放送がスタートした10月7日、楢葉町地域活動拠点「まざらっせ」で、メイを演じる大沢一菜さんとプロデューサーの青野華生子さん(株式会社フラッグ)を迎えた応援上映会が開かれました。

大沢さんと青野さんのトークセッションでは撮影の裏話も明かされるなど、会場は大盛り上がり!移住者や移住を希望している人も集まり、撮影地となった福島12市町村の風景も楽しみながら第1話の上映を見守りました。

青野さん「福島12市町村と主人公のメイをリンクさせた」

大沢さんと青野さんのトークセッションは本編の上映前に行われ、まずは青野さんがドラマのストーリーをどのように仕立てたのかを話しました。

青野さん「福島12市町村では移住者が増えてきて、新しい未来に向かって動き出しているというお話を聞き、まず希望のある明るい物語を作りたいと思いました。それでもやっぱり、ここは過去に悲しい出来事があった場所。それで、両親が急死した過去を乗り越えて明るい未来をつくろうとするメイという主人公と福島12市町村をリンクさせた物語にしようと考えたのです。

急死したメイのお父さんや登場人物の言葉には、困難を乗り越えていくためのちょっと哲学的な物事の捉え方が映し出されています。ザ・現代人代表の設定にした主人公の小津が成長していく姿から、小津と同世代の視聴者の皆さんにも何かを感じてもらえたらなと思っています」

メイと小津が仮の住まいとして暮らす古民家には、普段はコミュニティスペースや民泊として活用される楢葉町の「木戸の交民家 Co-minka」が使われました。

青野さん「木戸の交民家は、私が理想としていた、都会人が憧れる日本の家屋。広くて、いい場所で、物語に本当にぴったりでした。第2話で登場した楢葉町の喫茶店も、店をこれから開くという設定にぴったりの、物語と親和する場所でした」

大沢さん「交民家の周りには自然がいっぱいあって、撮影の時、本郷さんと一緒に近くの川に行って魚釣りをしました。休憩時間には福島のモモをいただいて、甘くてすごくおいしかったです」

青野さん「本郷さんって普段の休憩時間は寝ていることが多いようなのですが、一菜ちゃんに楽しく連れまわされていましたね。一菜ちゃん、今はしおらしいですけど現場では暴れまくっていて(笑)。その天真爛漫さに撮影のボルテージが上がっていったようでした」

続いて、作品の撮影場所を紹介するメイキング映像が上映されました。大沢さんと本郷さんが震災遺構の浪江町立請戸小学校の様子に息をのむ様子や、役から離れてリラックスする様子も映し出されました。

会場で上映されたメイキング映像はこちら。
https://youtu.be/LId5jSJuO14

移住希望者「共感できる点がたくさん」

いよいよ本編の応援上映がスタート。来場者は撮影地について話し合ったり、思い出を語り合ったり。方言(あんべわり、さすけね)を巡ってメイと小津、バスの運転手(TAIGA)が言葉を交わすシーンでは、笑い声も上がりました。

上映終了後は、来場者からの感想をいただきました。埼玉県から双葉町に移住した女性は配信で放送済みの回を見終えていて、友人と聖地巡りをしながら写真をSNSに載せて楽しんでいるのだそう。「大沢さんも青野さんも、撮影場所はみんないいところばかりだったと言ってくださってうれしかったです」と話しました。

楢葉町への移住を考えていて、移住相談の後に会場へ足を運んだという群馬県の男性は、「昼間に良い景色を見てきて、メイと小津に共感できることがたくさんありました」と語りました。

大沢さん「メイの前向きさに支えられた」

最後に大沢さんと青野さんから、ドラマの視聴者にメッセージをいただきました。

青野さん「主人公の小津が、メイや福島の皆さんと関わりながらどう変化していくかを楽しんでいただきたいです。各話ごとに伝えたいメッセージも盛り込んでいますので、ぜひ楽しんでご覧ください」

大沢さん「とても前向きになれるドラマで、メイの前向きさに私も支えられました。小津とメイのどちらがボケて、どっちがツッコむのかも見てもらいたいです(笑)」

ドラマ『姪のメイ』は、動画配信サービス『U-NEXT』や『Amazon Prime Video』でも配信しています。

公式Webサイトはこちら
https://www.tv-tokyo.co.jp/meinomei/

撮影地情報・スピンオフ動画などはこちらでご紹介しています。
https://mirai-work.life/lp/meinomei/

※内容は取材当時のものです。
文・写真:五十嵐秋音