ライフステージが変わっても、自分の“好き”を仕事にして輝き続ける「株式会社MOR」

(左)吉田真由美さん
株式会社MOR(モア)代表取締役 /「Missíːz」オーナー
浪江町出身。美容師として働いた後、さまざまな仕事を経験し、再び美容の世界へ。2013年に南相馬市で「Missíːz(ミッシーズ)」を開業して、2023年に株式会社MORとして法人化。会社経営のほか、アイリストとして施術も行う。
(中)牛渡華代 さん
アイリスト
関西出身。結婚を機に南相馬市へ移住。アイリストとして働ける職場を探し、2023年に入社。美容師免許を持ち、前職では責任者も経験。一児の母。
(右)中橋美咲 さん
アイリスト
南相馬市出身。高校卒業後、美容や理容の仕事に就くも手が荒れてしまい一度離職。縫製業務などを経て、好きな美容の仕事に戻りたい思いから2024年に入社。
「自分に自信の持てる女性を増やす」という企業理念を掲げる、株式会社MOR(モア)。同社が運営する「Missíːz(ミッシーズ)」では、美容を通して女性が自分らしく輝くお手伝いをしています。また、お客様だけでなくスタッフに対しても、好きな仕事を長く続けられるよう、ライフステージに合わせて柔軟に働ける環境づくりに積極的です。
そんな職場づくりを実践する代表取締役の吉田さんと、アイリストとして働くお二人に、日々の仕事の様子やミッシーズで働く魅力を聞きました。
Q1.「自分に自信の持てる女性を増やす」という企業理念の背景には、どんな想いがあるのでしょうか?

吉田さん:
女性が自信を持つことや、女性が活躍することに、自分自身が使命を感じているところがあります。
最初は一人でスタートしましたが、スタッフを雇用する中で、働ける女性が増えることは良い社会にもつながるのではと思うようになりました。サロンを通じたお客様へのサービスも、スタッフが活躍できる環境づくりも、この理念につながっていると感じています。
Q2. スタッフのお二人が、ミッシーズで働くことを選んだ理由を教えてください。
牛渡さん:
南相馬でアイリストの仕事を探していて、ハローワークで求人を見つけたのがきっかけです。ミッシーズを見学したときに、お客様と一対一でしっかり時間をとって関わっていたことがすごく印象に残りました。
前の職場では、限られた時間の中でたくさんのお客様を担当していたため忙しくて。責任者という立場もあり、正直少し疲れていたんです。
「もう少しゆっくりお客様と向き合いたい」と思っていた自分にミッシーズはぴったりだと思いました。

中橋さん:
入社前の見学をしたときに、穏やかで優しい雰囲気が自分に合っていると感じたことが一番の理由です。
シフトの組み方なども聞き、働きやすそうだとも思いました。休みについても希望を出すことができ、プライベートの予定を立てやすいのが嬉しいポイントです。
Q3. 実際に働き始めて、やりがいや、働きやすさを感じたエピソードを教えてください。
中橋さん:
希望に合わせて休日を調整していただけて働きやすいと感じます。お盆休みには家族とバーベキューや花火をしたり、甥っ子と遊んだりして、充実した時間を過ごせました。
仕事では、お客様に自分の提案や技術で喜んでいただけることにやりがいを感じています。幼いころから美容やおしゃれが好きで、友人のコーディネートなどを考えることが好きでした。人と対面で話すことが苦手だったのですが、好きな美容の仕事でならコミュニケーションへの苦手意識も克服できるかもしれないと美容業に就いたんです。 手が荒れてしまって離れた時期もありましたが、やっぱり美容の仕事が好きで戻ってきました。

牛渡さん:
前の職場では、施術中にもう少し調整したいと思っても、時間が足りなくてできないことがあったんです。でも、ミッシーズでは施術時間をしっかり確保しているため、より細かな部分までこだわって施術できるようになりました。
化粧品にも以前から興味があり、入社後に化粧品について勉強する機会にも恵まれ、知識が増えたのも成長を感じています。スタッフ同士、それぞれに得意な技術があるので、お互いに切磋琢磨できる環境も良いところですね。
働くうえで何かあったときに、気兼ねなく相談できる関係性もありがたいです。例えば、妊娠中の体調不良時や、息子が小さかったころには急なお休みをいただくこともありました。その時も、みなさんがあたたかくフォローしてくださり、とてもありがたかったです。
Q4. 働きやすい環境が整っていますね。具体的には、どのような制度がありますか?

吉田さん:
有給は一時間単位で取得可能で、当日でもお客様の予約が入っていなければ自由に使えます。例えば、昼休みを少しのばして友人とランチをしたり、家の用事のために早上がりしたり、いろんな使い方ができますね。
もちろん産休・育休制度もあり、牛渡さんは出産を経て復職されました。
昨年には、組織づくりの専門家から働きやすい環境づくりに関して支援を受け、評価制度も整えました。技術面だけでなく、接客や仕事へのマインドセットなどを評価項目に加えました。管理職を目指したい人もいれば、目の前のお客様への施術を極めたい人もいます。それぞれの良さや努力を評価できる仕組みを整備できたのが良かったです。
Q5. 働きやすい環境づくりは開業当初から意識されていましたか?背景にある想いも教えてください。
吉田さん:
一人でミッシーズを始めたときは、特に意識していなかったどころか、真逆の環境でした。技術を磨いてコンテストに出ようと、勤務時間前後の朝から夜まで練習して休みも十分にとらず、振り返るとかなり無理をしていたと感じます。
その後スタッフを雇用し、さまざまな経験を重ねる中で、人が長く働ける環境について考えるようになりました。

女性は特に、ライフステージによって、生活や家庭の状況が大きく変わります。そうした中でも働きたいと思える職場環境をつくることも自分の仕事なのではと、少しずつ考え方が変わっていきました。それから働き方セミナーに参加したり、周りのサロンの働き方を参考にしながら、良いと思ったものをどんどん取り入れるようになったんです。
美容の仕事は、フルタイム勤務や土日の出勤が当たり前だった時代もあり、子育てをきっかけに離職する人も多かったんです。でも、せっかく好きな仕事と出会えたのなら、できるだけ長く続けてほしい。私は経営者として、それぞれのライフステージや理想のキャリアに合わせて、女性が活躍できる環境を用意したいです。
Q6. 最後に、これから目指していきたい理想の職場の姿や、今後の目標についてお聞かせください。
牛渡さん:
南相馬市へ引っ越してきてからも、働きやすい職場で美容の仕事ができて嬉しいです。これからも、オーナーの考え方をみんなで共有し、みんなで同じ方向を向いていられるような職場であってほしいなと思います。アイリストとしては、どんなお客様にも満足していただけるような技術を身につけたいです。
中橋さん:
常々思っていることですが、「ミッシーズに来てよかった」とお客様に思ってもらえるアイリストでありたいです。 これからライフイベントなどで環境が変わるかもしれませんが、その時々で話し合いながらここで働き続けたいですね。
吉田さん:
お客様に喜んでもらうことはもちろん、スタッフのみんながイキイキと働ける環境づくりも大きなやりがいになりました。働く環境を整えたことで、自分自身の働き方を見直すきっかけにもなりました。今後、スタッフが望む働き方が変化していくかもしれませんが、仕組みや体制を常に見直しながら、一人ひとりに寄り添えたらと思います。
スタッフの育成や組織づくりにも、さらに力を入れていきたいと考えています。また、将来的には女性の起業家支援にも携わっていきたいという思いがあります。アイリスト・経営者としての経験を伝えることで、誰かが一歩踏み出すきっかけになれたらと思っています。

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https://arwrk.net/recruit/mor
【基本情報】
企業名:株式会社MOR
代表者:代表取締役 吉田真由美
事業内容:美容・エステ
所在地:福島県南相馬市原町区西町1丁目46-1
TEL:0244-32-0360
URL:https://missiease.com/
(2026年9月取材)
インタビュアー:蒔田志保 / 撮影:古関マナミ