事業紹介

地域に根差した警備会社として集める信頼。南相馬市・株式会社ひばり警備

2026年2月24日

商業施設や病院の警備、工事現場での交通誘導などで私たちの日々の安全を守ってくれている警備員の皆さん。福島12市町村の一部を含む福島県相双地域で、地元密着で事業を展開する株式会社ひばり警備も約20年にわたりその役割を担っています。20代から70代まで、幅広い世代のスタッフが活躍する会社です。その仕事内容や会社の雰囲気、やりがいなどについて、専務取締役の山田紘大(やまだ こうだい)さんと、施設警備業務を担当する大井陸(おおい りく)さんに話を聞きました。

働きやすさの核は、声をかけ、互いを知り、仲よくなること

ひばり警備は2006年に南相馬市で設立されました。メインの業務は、道路工事現場や建設現場での交通誘導警備業務と、役所・工場・スーパーなどの施設で出入管理や巡回を担う施設警備業務の2つです。

南相馬市に事業所を置き警備業務を手がける企業は他にもありますが、地元に本社を置くのはひばり警備のみ。「取引先様からは、地元の会社であることで安心して警備を任せられると思っていただいているのでは」と山田専務は言います。

病院で施設警備を担当している大井さんも、ひばり警備がいかに地域の人々から信頼を得ているか、仕事のなかで感じる瞬間があるそうです。

「患者さんから“ひばり警備さんなら安心ね”と声をかけていただくことがあります。警備の現場では安全確保のために患者さんの往来をお待たせすることもあり、場合によっては疎ましく思われてしまうこともあるはずですが、ひばり警備だからお許しいただける場面もあると思います」(大井さん)

大井さんは地元南相馬市の出身。以前は仙台市で働いていましたがUターンし、2025年4月、「地元の人の役に立つ仕事がしたい」と考え、ひばり警備に入社しました。警備の仕事は未経験。不安もありましたが、仕事の手順やルールをひとつひとつ先輩に教えてもらい、仕事に慣れていくなかで、「自分もここで働いていいんだ」と思うようになっていったと言います。

「本当に温かい仲間ばかりで、手取り足取り優しく仕事を教えてもらいました。勤めて間もない頃はミスも多く、周囲に迷惑をかけることもありましたが、取引先に対するお詫びやフォローに仲間が立ち合ってくれたり、“次からはこうしていこう”とアドバイスをもらえたりすることが多く、ストレスなく会社に馴染むことができました」(大井さん)

大井陸さん

大井さんの言葉を受け、山田専務がこう続けます。

「働きやすい環境とは何か。答えは企業によって違うと思いますが、私たちは、なるべく声をかけ、お互いを知り、仲よくなることが、働きやすさの核になると思っています。その核があることで、何か問題が起きたとしても会社全体で支え乗り越えることができ、働きやすく居心地のよい職場環境の構築につながると考えています」

そうした環境のもと大井さんは順調にスキルアップし、警備業に関する国家資格のひとつ、施設警備業務2級を入社9ヵ月で取得。社内でも例がないほどのスピード取得だと言います。スタッフの成長を促し、しっかり後押しする風通しのよさが、ひばり警備には根付いています。

心がけるのは「迅速に、でも粗雑な仕事をしないこと」

大井さんが警備業務にあたる南相馬市立総合病院は地域でもっとも大きな病院で、日々さまざまな世代の患者さんが訪れます。なかには足腰の悪い高齢の方が一人で病院にやってくることもあるそうです。日々の仕事のなか、どんなときにやりがいを感じるかを大井さんに聞くと、「お手伝いが必要な患者さんをスムーズにお助けできたとき。また、それに対して“ありがとう”と言っていただいたとき」と答えてくれました。

施設警備の様子(株式会社ひばり警備提供)

そんな大井さんが大切にしているのは、「迅速に、でも粗雑にしないこと」。ときには、患者さんの対応で看護師が手いっぱいのとき、警備員として関われる範囲で看護師の動きをサポートすることもあるとか。働けば働くほど自分がやるべきことが見え、それが仕事の面白さにつながっていると言います。

「これからは、“ひばり警備だから”ではなく、私自身が信頼されるようになっていかなければいけないと思っています。ただ待つだけではなく、ただ指示されたとおりに動くだけではなく、施設や施設を利用する方のためにできることを積極的に探していきたいと思います」(大井さん)

大井さんは仙台からUターンしてひばり警備に就職しましたが、山田専務も地元の出身ながら大学進学後は関東で生活し、その後地元に戻ったUターン組です。それぞれに、一度地元を離れたからこそ感じる南相馬市の魅力を教えていただきました。

「子どもを安心して遊ばせられる場所が非常に多いです。都会の場合はお金を払って室内遊び場で遊ばせることも普通ですが、南相馬市の室内遊び場は無料ですし、遊具も充実しています。ご飯のおいしさも都会とは違いますね。食材自体の質が高いんです。都会で暮らしていた時代と比べれば比べるほど、今は本当に贅沢な環境で暮らせているんだなと実感します」(山田専務)

山田紘大専務取締役

「商業施設が多いまちは便利で暮らしやすいですが、私にとっては疲れる場所でした。南相馬市に戻ってきたときに感じたのは、ゆるやかに時間が流れていくような感覚。生きることに焦っていたのかもしれないなと、帰ってきて自分を見つめ直すことができました。何より、都会と比べて人が温かいですね。地元ということを差し引いても、ここに住む人たちならではの温かさがあるように感じています」(大井さん)

社会保険労務士の専門知識を活かし働きやすさをサポート

2026年に設立20周年の節目を迎えたひばり警備。山田専務は、会社の今後の展望をこう語ります。

「南相馬市やその周辺地域には今、ロボット産業などの先端産業が集積し、新しい技術の開発が盛んにおこなわれています。しかし、どんなに技術が進歩しても、人による警備が必要となる場面は決してなくならないはずです。この地域で生み出される先端技術の波に乗り遅れることなく、当社も警備の水準を上げながら、引き続き地域に貢献していければと思っています」

その取り組みを進めるためにも必要となるのが、人材の確保です。ひばり警備では40代~50代のスタッフが多く活躍していますが、大井さんのような20代の若い人材から、アルバイトとして働くシニア層まで、多様な人材が活躍できるよう、安心して働ける環境をしっかりと整えています。

工事現場で交通誘導の様子(株式会社ひばり警備提供)

実は社会保険労務士の資格を持つ山田専務。育児や介護などの休暇制度、年収の壁に対応した働き方など、専門的な知識を活かしながら、これからも働きやすさに配慮していきたいと語ります。

先端産業に限らず、復興にともなう工事や商業施設の進出が今後も続く福島12市町村では、警備業務は今後も多くの場面で必要とされます。その現場で力を発揮することも、地域の復興の大きな支えとなるはずです。

株式会社ひばり警備の求人情報はこちらから
https://arwrk.net/recruit/hibari-keibi


■株式会社ひばり警備
所在地:〒975-0032 福島県南相馬市原町区桜井町1丁目142-1
TEL:0244-23-4220
HP:https://hibari-hd.hibarikeibi.jp/

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文・写真:髙橋晃浩