未来ワークふくしま移住セミナー『はじめよう、私とふくしまの小さな物語。』vol.12「イノベーションの聖地 福島12市町村」編

2024年1月12日
  • イベント

イベント概要

写真左:大熊町立 学び舎 ゆめの森 / 写真右ドローン操縦士 インストラクターとして活躍する浅井さん

福島12市町村で実際に活躍する多様なゲストをテーマ別でお呼びし、ご自身の移住を決めたきっかけやその経緯、移住後の実際の生活や活動の様子について、リアルな実体験をお話しする、未来ワークふくしまの移住セミナー。次回は「vol.12 イノベーションの聖地 福島12市町村」編を東京にて開催します!

写真左:2022年度グッドデザイン賞を受賞した「なみえスマートモビリティ」 / 写真右:無人機の開発・実験を行う佐々木さん

ゲストは、2023年度に開校した0~15歳までがともに遊び、学べる「大熊町立 学び舎 ゆめの森」校長・園長に就任された南郷市兵さん。

大手銀行勤務からソムリエへ転身され、さらにドローン等の先端産業・イノベーション領域に挑戦されるという異色の経歴を持つ浅井広美さん。

日産自動車株式会社にて自動車エンジニアとして長年勤められたのちに、浪江町にて「新しいモビリティを活用したまちづくり」を実証実験されている宮下直樹さん。

国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 (JAEA) の研究員として、無人機等を用いた放射線測定技術の開発、放射線測定に関わる解析手法の開発などに携わられている佐々木美雪さんです。

前半ではゲストの方々が福島12市町村での挑戦や移住を決めたきっかけやその魅力、福島12市町村で暮らすこと、働くことについて、それぞれの活動紹介やパネルディスカッションでお話しいただきます。そして、後半では福島12市町村の各種移住・起業支援制度のご説明や、ゲストに直接質問や相談ができる座談会、移住担当スタッフに気軽にご相談いただける個別相談会も実施します。

会場参加者限定コンテンツのご紹介

①福島12市町村の特産品の試食会&試飲会!
福島12市町村を参加者の皆さまに五感で味わっていただくべく、福島から美味しいお菓子や日本酒などの特産品をお持ちします。ゲストのお話を聴きながら、ぜひ福島を「食」からも体感ください!大阪開催のvol.11セミナーで司会を務めた、唎酒師・タレントの吉川亜樹さん・監修のアレンジレシピもプレゼントいたします!

②ゲストに直接質問・相談できる「座談会」や移住担当スタッフに相談できる「個別相談会」

当日のゲストに直接質問・相談ができる「座談会」や移住担当スタッフに相談できる「個別相談会」、求人担当スタッフに相談できる「お仕事相談会」は、会場参加者限定コンテンツとなります。当日のゲスト・移住・求人専門スタッフに、福島12市町村での暮らしや仕事など聞いてみたいことがある方は、ぜひ会場へお越しください。ささいなことでも大歓迎です!
※個別相談会・お仕事相談会は事前予約制になりますので、申し込みフォームからご予約ください

③福島12市町村のお仕事紹介ブース
福島12市町村の求人案内ブースを特別出展いたします!東京にいながらにして、現地の最新の求人情報を入手することができ、相談も可能です!移住相談ももちろん実施しますので、1日で移住された方のお話しからお仕事、移住の相談までワンストップで情報収集をすることができます。(協力:株式会社ウインウイン)

④来場者には12市町村の名産品をプレゼント
当日に会場参加いただいた方には、来場者特典として福島12市町村内の田村市の銘菓たばこの葉をかたどった「たばこ煎餅」と浪江町のブランドたまねぎ『浜の輝』の「たまねぎスープ」をプレゼントします!
※会場参加の方のみのプレゼントとなります
※ご来場の状況によっては、全員にお渡しできない可能性がございます
※内容は変更の可能性がございますため、予めご了承ください

イベント詳細

1. 開催日程  :2024年2月17日(土曜日)15:00-17:10 (開場 : 14:30)
2. 開催場所  :Glade Park 新宿 (東京都新宿区西新宿6-6-2 ヒルトン東京B1F)
         https://www.hiltopia.com/access/(※会場の建物名は「ヒルトン東京」)
3. アクセス  :地下鉄丸ノ内線「西新宿」駅 (C10出口) より連絡通路利用 徒歩2分
         地下鉄大江戸線「都庁前」駅 (A5番出口) より連絡通路利用 徒歩3分
        JR・私鉄・地下鉄「新宿駅」(西口) より徒歩約10分
4. 参加方法  :ハイブリッド形式 (会場参加とオンライン配信)
5. 定員    :会場参加 50名 / オンライン参加 無制限
6. 参加費   :無料
7. 申込方法  :下記よりお申し込みください
        https://select-type.com/ev/?ev=7uOXyk-wgIg
8. タイムライン:15:00-15:10 ご挨拶・趣旨説明
         15:10-15:50 ゲストによる活動紹介
         15:50-16:20 パネルディスカッション
         16:20-16:30 各種支援制度や福島12市町村のイベント等のご案内
         16:30-16:40 休憩
         16:40-17:10 座談会・個別相談会
         17:10-17:20 終わりのご挨拶
         17:20-18:20 もっと話そう延長戦!(座談会・個別相談会)
9. お問い合わせ:未来ワークふくしま移住セミナー事務局 (株式会社エフライフ内)
         TEL : 024-983-3222〔平日9:00~19:00〕 / Mail : ijyu@f-life.org

福島12市町村とは

福島12市町村とは、東京電力福島第一原子力発電所事故に伴い、避難指示等の対象となった、福島県の浜通り地域を中心とした12市町村 (田村市、南相馬市、川俣町、広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、飯舘村) を指します。

東日本大震災から12年以上が経ち、住宅や施設、インフラ関係も整いはじめUターンや若い世代の新規移住の方も増えてきているだけではなく、1世帯あたり最大200万円の移住支援金や、最大400万円の起業支援金などの移住・起業に関する支援金も手厚く、豊かな自然とあたたかな福島の人々とのふれあいの中で、新たな挑戦やイノベーションが次々と生まれています。

ゲストの活動紹介

■南郷 市兵さん (大熊町立学び舎ゆめの森 校長・園長)

南郷市兵さんは、高校一年時に経験した阪神・淡路大震災とそのボランティアで被災された方々の力になり切れなかったご経験から学びや人間的成長に強く関心を持ち、大学ではインターネットを活用した教育を研究し、IT 企業勤務の後、文部科学省に入省されました。文部科学省ではOECD 東北スクールなど被災地に関連した事業に従事され、ふたば未来学園に出向し、副校長に就任。「未来創造探求」と呼ばれる地域課題解決型のプロジェクト学習を中心に、世界を変革できるグローバルリーダーの育成に注力し、現在は、学び舎ゆめの森の義務教育学校・認定こども園の校長・園長に着任し、「やさしく創造性のあふれるインクルーシブな社会」のモデルづくりに挑戦されています。

Web版 ゆめのもり『理想の社会のモデル「学び舎 ゆめの森」』
https://yumenomori-edu.note.jp/n/nd96eb428839d

南郷市兵 / 大熊町立学び舎ゆめの森 校長・園長
1978年、東京都生まれ。2001年慶應義塾大学を卒業し、IT企業勤務を経て文部科学省入省。東日本大震災後は被災3県の学校で、子供たちが地域復興等に取り組む「創造的復興教育」を推進。原発災害で避難対象となった福島県双葉郡の教育復興に携わり、2015年4月より福島県立ふたば未来学園中学校・高等学校副校長に着任し、同時に中央教育審議会初等中等教育分科会委員を務めた。2023年4月より現職。

■浅井 広美さん (株式会社JDRONE 南相馬研究開発センター 担当マネージャー)

浅井広美さんは、新卒で住友銀行に入社し、その後に「好きなことを仕事にしたい」という想いから「ソムリエ」を目指され、世界的なソムリエの田崎真也氏が所属するホテル西洋銀座・帝国ホテル等で修行し、コンクールで優勝の成績を収められました。その後、定年以降も独立して働けるスキルを身につけることを考える中で社会的なニーズが高まるドローンとその操縦士に憧れを持ち、ご自身で操縦・空撮技術を学び、株式会社エンルートへ転職。現在は南相馬市へ移住し、株式会社JDRONEで、産業用ドローンのソリューションサービスのマネジメントに関わられています。

DRONE explore the future『ドローン業界内転職、エンルートからJDRONEへ』
https://www.drone.jp/column/2021052015054545677.html

浅井広美 / 株式会社JDRONE 南相馬研究開発センター 担当マネージャー
埼玉県出身。1986年に住友銀行入社。その後、ソムリエを目指し各ホテルで修業し様々なコンクールで優勝の実績を納める。2016年株式会社エンルートへ転職。ドローンメーカーにてドローン操縦、開発、製造等の技術を学び、ドローンエンジニア養成塾ではMVP賞受賞。2022年に南相馬市へ移住。現在、株式会社JDRONEにて、無人ヘリや固定翼機など、産業用ドローンのソリューションサービスのマネジメント業務に従事する。

■宮下 直樹さん (日産自動車株式会社 総合研究所 研究企画部 主管)

宮下直樹さんは、自動車エンジニアとして車両先行技術開発に長く携わった後、2019年に日産自動車株式会社総合研究所に在籍しながら、浪江町に移住。2020年度より福島県浪江町を中心とした浜通り地域を拠点に様々な実証実験をされています。地域住民と一緒に考えることや、各自治体の復興状況やニーズに合わせて段階的に進めることを大切に、複数の企業と自治体が連携した「新しいモビリティを活用したまちづくり」の様々な実証実験を推進されています。

日産自動車『地域に根差した「まちづくり」に情熱を注ぐ技術者たち』
https://www3.nissan.co.jp/first-contact-technology/technology-contents/create-future/04.html

宮下直樹 / 日産自動車株式会社 総合研究所 研究企画部 主管
自動車エンジニアとして自動車の運動性能向上システムの開発に長く携わったのち、2019年より日産自動車株式会社総合研究所に在籍。無人運転タクシーの実証実験などを経て、2020年度より浪江町にて「なみえスマートモビリティ」の地域実装をリード。交通は地域インフラであるとの思いから、地域課題の解決を目指し、交通サービスをベースにしたサービスを開発している。地域に根差した活動とすべく浪江町で生活。

■佐々木 美雪さん (国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 研究員)

佐々木美雪さんは、福島大学の共生システム理工学類の修士課程を終了後に、国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 (JAEA) の研究員として、同じく本セミナーのゲストである浅井広美さんが務める株式会社JDRONEの無人ヘリで環境測定を実施されており、原子力発電所事故後の周辺放射線量分布等、数々の論文を公開されています。現在は、無人機を用いた放射線測定技術の開発、放射線測定に関わる解析手法の開発等に携わられています。

福島大学共生システム理工学類 卒業生インタビュー『目的と背景を常に意識しながら、本気で研究に取り組む先に、確かな成長がある。』
https://www.sss.fukushima-u.ac.jp/guides/graduate_interview

佐々木美雪 / 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 研究員
青森県出身。福島大学修士課程を修了後、JAEAに研究員として従事。2021年に名古屋大学大学院工学研究科にて博士 (工学) を取得。現在は、無人機等を用いた放射線測定技術の開発、放射線測定に関わる解析手法の開発等を行っている。福島市で7年、南相馬市で8年の期間を過ごす。