【飯舘村】豊かな自然にふれ生活環境を知る

飯舘村をめぐる1泊2日のモデルコースです。阿武隈山系北部の高原に開けた豊かな自然に恵まれた飯舘村は、総面積の約75%を山林が占めます。高原地帯ならではの冷涼な気候で、年平均気温は約10度。訪問の際は、自然や空気感も感じてください。
※本ページで紹介しているコースは、東京から電車(新幹線または特急)を使って最寄り駅まで向かい、レンタカーなどを使って巡るプランの一例です。実際に予定を組む際は、訪問日程に応じて営業日・時間等をご確認ください(こちらの情報は更新時点【2025年5月20日】のものです)。また、移住相談窓口や企業などは、事前のアポイントメントが必要となります。
スケジュール
07:15【出発地】東京駅
東北新幹線の始発・東京駅からスタートです。上野駅や大宮駅も利用できます。

07:44やまびこ205号で東京駅を出発
09:38福島駅に到着
10:00レンタカーを借りる
福島駅周辺には複数のレンタカー店舗があります。
・駅レンタカー(駅前)
https://www.ekiren.co.jp/office/detail/B00701
・ニコニコレンタカー(徒歩7分)
https://www.2525r.com/fukushima/fukushima/store-01548-001.html
・ニッポンレンタカー(駅前)
https://store.nipponrentacar.co.jp/b/nrs/info/710309/?ret=3&BT3=selectReserveOfficeWithRecommendation
手続き後、レンタカーで飯舘村に向かいます(車で約1時間)。
11:00川俣町のスーパーを見学
飯舘村には商業施設が少ない分、移動販売やネットスーパーによる配送を利用することが多くなります。今回は、生活圏内である川俣町のスーパー(リオン・ドール、いちい、カインズなど)に立ち寄り、買い物環境を知りましょう。翌日の朝食などを買っても。
■日用品はどこで買う?ふくしま12市町村の買い物事情(前編)
https://mirai-work.life/magazine/8308/

12:30プランA:氣まぐれ茶屋ちえこで昼食
震災前から営業していた農家レストランを2019年に再オープン。店主のちえこばあちゃんが作る、飯舘村産の食材をふんだんに使った家庭料理を楽しめます。
ちえこばあちゃんが手がけた「飯館どぶろく」は、道の駅でも購入できます。
(営業日:木曜日、金曜日、土曜日、日曜日/5日前までに要事前予約/冬季休業する場合があります)
■飯舘村 気まぐれ茶屋ちえこ
http://kimagurechieko.com/
12:30プランB:道の駅までい館のレストランで昼食
「MADEI KITCHEN」は、復興支援から生まれたコラボメニューや村人が作る食材なども使ったレストラン。切りたてで新鮮な飯舘牛と飯舘村産のお米を使ったランチが食べられます。
■MADEI KITCHEN
https://madeikan.com/food/
14:00【公的施設を訪問】いいたて移住サポートセンター【 3ど°】へ
「 3ど°」は、村民と移住者・移住希望者をつなぎ、村の暮らしについて教えてくれるステーションです。
「3ど」の名前の由来は「3度は、飯舘村を訪ねてほしい」という思いから。
令和6年にリニューアルした施設を訪れ、移住や飯舘村について教えてもらいます。(要事前予約)
15:00道の駅 までい館へ
までい館は、花をシンボルにした復興拠点で、施設中央の屋根は「花かご」をイメージして設計されています。ショップやセブンイレブンが入っているので、ちょっとした買い物や食事はここで済ませることができます。翌日の朝食などを買っても。
敷地内には天然芝が広がる「ふかや風の子広場」やドッグラン「のびのび」があります。家族や友人たちとゆったり過ごせる場所として、チェックしておきましょう。(定休日:水曜日)
■いいたて村の道の駅 までい館
https://madeikan.com/
16:00図図倉庫(ズットソーコ)へ
「環境づくりの秘密基地 図図倉庫(ズットソーコ)」は、さまざまな人が関わる地域づくりの拠点。カフェやショップ、イベントスペース、オフィス、研究所などの機能が集まっています。
施設内には、循環型水耕促成栽培でワサビに挑戦する六洋電気社の実験所もあります。
■図図倉庫
https://www.zuttosoko.com/
■インタビュー「地元の福島を再解釈したい。飯舘村の起業家に聞く、不確かな時代をどう生きるか」
https://mirai-work.life/magazine/4497/
■インタビュー「ワサビの栽培を実験中。電気屋さんが飯館村で循環型水耕促成栽培に挑戦する理由」
https://mirai-work.life/magazine/9589/
18:00プランA:宿泊体験館きこりにチェックイン
「村民の森あいの沢」の敷地内にある緑に囲まれた宿泊施設。岩盤浴もできる入浴施設もあります。岩盤浴「イオラ」は、宇宙のような空間で音楽やアロマの香りに癒やされます。
■宿泊体験館きこり
http://iitate-kikori.jp/
18:00プランB:ゲストハウス COCODAにチェックイン
目の前には田園風景、夜には満天の星空が楽しめる、貸切り型のゲストハウスです。2024年4月にオープンした離れ「SOCODA」は、プチ贅沢気分を味わえる部屋のつくりでロフト付き。カウンター付きのオープンデッキもあります。
■ゲストハウス COCODA
https://cocoda399.wixsite.com/home
19:00地産の食材を使った洋食レストランで夕食
古民家を改装して造られた洋食レストラン「La Kasse」。オーナーシェフの佐藤雄紀さんは、飯舘村出身。約10年間の飲食業経験を活かし、2022年6月10日に、故郷にレストランをオープンしました。飯舘村産牛肉など、地産の食材を使った料理を楽しめます。(定休日:月曜日、木曜日/要事前予約)
20:30宿泊施設でゆっくりお過ごしください
09:00プランA:いいたて結い農園で、飯舘村の農業について知る
いいたて結い農園では、農業体験のプログラムを用意しています。えごまやそばの栽培を見学したり、農業体験をしながら、飯舘村の農業事情について話をうかがいましょう。(要事前予約)
■いいたて結い農園
https://yui-nouen.com/
09:00プランB:【民間事業者を訪問】飯舘村の求人企業を訪問
飯舘村に気になる求人企業があれば、訪問し、仕事に内容について聞くと良いでしょう。
飯舘村の求人企業は、
https://mirai-work.life/work/joblist/#cities=40
から探せます。
11:30ゑびす庵で昼食
創業70年以上の老舗の手打ちうどん屋。いちばん人気は野菜たっぷり具だくさんの「五目うどん」です。(定休日:火曜日)
13:00プランA:工房マートルへ
工房マートルは、キャンドル作家としても活動する、大槻美友さんのアトリエです。2018年に、福島県産の草花を使ったボタニカルキャンドルとドライフラワーの制作と販売を開始し、2021年に、古民家を改装したアトリエ「工房マートル」をオープンしました。
金・土・日を中心に工房で店舗販売・ワークショップも開催。大槻さんは、地域おこし協力隊として飯舘村に移住した先輩移住者でもあります。ワークショップに参加しながら話を聞いてみるのも良いでしょう。(要事前予約)
■工房マートル
https://myrtlee.com/
■インタビュー「私らしくいられる場所で。キャンドルを通して福島の魅力を伝えていく」
https://mirai-work.life/magazine/3629/

13:00プランB:はやま湖へドライブ
はやま湖(真野ダム)はダム湖で、ヘラブナなどの釣りの名所。ダム頂上の通路や休憩所が一般開放されていて自由に見学でき、ダムカードも配布しています。事前に予約すると、職員によるダム概要説明や堤体内の監査廊の見学が可能です(平日のみ)。道中のドライブでも飯館の自然を満喫できます。
■はやま湖(真野ダム)
https://www.vill.iitate.fukushima.jp/site/kanko/70.html
15:00山津見神社、綿津見神社へ
山津見神社は全国的にも珍しいオオカミ信仰の神社です。ふもとの拝殿には狛犬ならぬ白狼の像が鎮座。東京藝術大学の学生らが復元した242枚のオオカミの天井絵があります。
17:00福島駅に到着
レンタカーを返却します。
17:51やまびこ152号で福島駅を出発
東京駅に19:28到着です。