交通費と宿泊費を支援!「ふくしま12市町村移住支援交通費等補助金」とは?
福島12市町村での新しい暮らしを後押しするために作られたのが、今回紹介する「ふくしま12市町村移住支援交通費等補助金」。1年で最大5回まで利用でき(宿泊費補助は5泊)、移住前のお試し訪問だけでなく、就職活動や現地での先輩移住者訪問、物件探しにも活用できます。
この記事では、東京都在住で、福島12市町村への移住を検討しているネモトさんと一緒に「ふくしま12市町村移住支援交通費等補助金」がどんな制度なのか、概要から申請方法まで学んでいきましょう。
対象は?
- 18歳以上
- 福島県外在住
- 福島12市町村への移住(Uターン、Iターン、多拠点居住等)を希望または検討中
どのくらい補助を受けられるの?
公共交通機関を利用した場合は、18歳以上の同一生計家族の人数分の補助額が受けられます。ただし、レンタカー、タクシーに要する経費は対象外です。
●東京都→浪江町
【公共交通機関の場合】
所要時間(片道):約3.5時間(常磐線特急利用)
金額(往復):約15,000円(常磐線特急利用)
交通費 約15,000円>基準額(東京都)8,000円 補助額 8,000円
【自家用車の場合】
所要時間(片道):約3時間(高速利用)
金額(往復):約10,000円(高速料金)
交通費 約10,000円>基準額(東京都)8,000円 補助額 8,000円
【例1】1人5,000円の宿泊施設に夫婦とその子供(18歳未満)で1泊する場合
(1) 宿泊費 10,000円(18歳未満の子どもの宿泊費はカウントしない)
(2) 基準額 2,500円×2人(夫婦)=5,000円
宿泊費 10,000円>基準額 5,000円 補助額 5,000円
【例2】1人10,000円の宿泊施設に夫婦で2泊する場合
(1) 宿泊費 40,000円
(2) 基準額 2,500円×2人(夫婦)=5,000円×2泊=10,000円
宿泊費 40,000円>基準額 10,000円 補助金額 10,000円
「現地訪問」って、どんな内容が対象になるの?
- (移住するための)福島12市町村での生活環境や事業実施可能性などの相談・調査
- (移住するための)就職のための企業訪問
- (移住するための)住まい探し など
■訪問していただく場所 ※①と②のどちらも訪問する必要があります。
①移住を検討している市町村
市町村ごとの移住相談窓口の担当者、福島県移住コーディネーター、ふくしま暮らしサポーターなど
②民間事業者など
就職や就農等の面接先、不動産事業者、現地の住民や移住者など
どうやって申請するの?
①未来ワークふくしまのマイページから現地での活動予定を申請
訪問先にアポイントを取った後、原則出発の10日前(土日・祝日・年末年始を除く)までに「出発前申請」を記入する。
②ふくしま12市町村移住支援センターの担当職員とオンライン等で面談
出発の5日前までに行い、申請内容が補助金の交付条件に合っているかどうか確認します。
③現地訪問へGO!
④マイページで「帰着後申請」を作成
「出発前申請」に追記する形で帰着10日後までに行います。
⑤必要書類を提出し、補助金を申請
帰着後の申請ページで、帰着30日後までに下記の書類を添付します。(④と同時提出も可能)
- 訪問の相手方(面会者)の名刺の写し
- 申請者及び同行者の生年月日・居住地を証する書類(運転免許証、住民票等の写し)
- 補助の対象となる経費の領収書等の写し(利用日、往復の発着地が記載されたもの)
- 補助金交付申請書(第1号様式)
- 申請者本人の振込口座預金通帳等の写し(口座番号、口座名義が確認できるもの)
オンライン申請ができない場合は、下記書類一式(3点)をダウンロードして記入の上、郵送または電子メールにてご提出ください。
◆出発前
①現地活動計画兼報告書(第2号様式)
※「公共交通機関」「自家用車」「公共交通機関と自家用車の併用」で様式が異なりますのでご注意ください。
◆帰着後
②個人情報の取扱い同意書(第5号様式)
③補助金交付申請書兼実績報告書(第1号様式)
〈郵送の場合〉
〒979-1111 福島県双葉郡富岡町小浜553番地2(福島県富岡合同庁舎2階)
〈電子メールの場合〉
ijyu-shien@fipo.or.jp
「ふくしま12市町村移住支援交通費等補助金」についてより詳しく知りたい人は、福島12市町村や東京都にある移住相談窓口にご連絡ください。