【オンラインイベント】ローカル開業&起業の現在地「地方で“自分らしい仕事”を始める」
- イベント
今回開催する「ローカル開業&起業の現在地 in ふくしま12」は「地域で自分のお店をはじめたい」「地域課題を解決する事業に挑戦したい」と考えている方に向けてのオンラインイベントです。
仕事と暮らしを地続きに。地方で「自分らしい仕事」を始める
働き方も暮らし方も選択肢が広がるなかで、「自分らしい」仕事や暮らしを実現する場所として、ローカル起業&開業に関心がある方も多いのではないでしょうか。
都市部とは異なり、仕事と暮らしの境界線があいまいなところが、地方の魅力のひとつ。地域の人とのつながりを感じられるお店を始めたい、地域の困りごとを解決するような手応えのある仕事に取り組みたい、そのような想いを抱えながら、「いつか、どこかで」と次の一歩を踏み出すタイミングを探っている人も多いのではないでしょうか。
本イベントでは福島12市町村を舞台に、起業や店舗運営をされている方々をゲストに招き、地方創業の魅力ややりがいだけでなく、具体的な手法やお金に関するアドバイスなどもお届けします。福島県に限らず、全国各地で「いつか、どこかで」起業&開業を目指す人たちにとって、「いま、ここで」進むためのヒントが得られることでしょう。
ローカル開業&起業が増える福島12市町村
「福島12市町村」は、自分の仕事を始める移住者が増えている地域です。
東日本大震災による原発事故の影響によりさまざまな被害を受けた地域ですが、現在では避難指示も多くが解除され、移住者は2020年度213人、2021年度436人と倍増しています。
WEBマガジン「greenz.jp」でも連載「ふくしま12 ローカル起業物語」を開始し、福島12市町村でローカル開業&起業する人たちを取材しながら、現地で起きていることを伝えています。
横須賀直生さんは、パティシエとして国内外でキャリアを重ねた後に、故郷の福島県楢葉町にUターンし、「おかしなお菓子屋さんLiebe」を開業しました。(greenz.jp取材記事)
つつじ農家で育った渡邉優翔さんが福島県富岡町で「Ichido株式会社」を創業。終わりかけの花を花農家から正規品と同等の価格で買い取り、花に付着した「花酵母」からお酒をつくる事業に取り組んでいます。(greenz.jp取材記事)
「自分の仕事」を始めることは簡単ではありませんが、福島12市町村ではそのような人をサポートする環境が充実しています。最大400万円が補助される「福島12市町村起業支援金」や、空き店舗の改修補助金など、全国的に高水準のサポート体制が用意されています。そのほか創業プログラムなども複数展開されており、新しいチャレンジを応援する地域としても注目が集まっています。
イベント内容
全2回に渡って開催する本イベントでは福島12市町村で「ローカル開業&起業」に取り組む人をゲストにお招きします。
Part2では福島12市町村で実際に開業&起業されている方3名お招きし、なぜこの地域で起業&開業したのか、どのようなところに苦労ややりがいを感じるのか等を伺います。たとえば「起業仲間とつながることの大切さ」や「開業資金の集め方」など、実践者だからこそ聞ける具体的なエピソードをもとに、ローカル起業&開業の魅力に迫ります。
1人目は高橋大就さん。2019年から福島第一原発事故周辺地域のまちづくりと社会課題解決ビジネスづくりに取り組む「NoMAラボ」を立ち上げ、自らも福島県浪江町に移住し、住民主体のまちづくりにチャレンジしています。
2人目は森山貴志さん。2014年に福島県南相馬市に移住。2016年に一般社団法人オムスビを創業しながら、カフェ事業「Odaka Micro Stand Bar」を運営しながら、人材育成と地域課題解決に取り組まれています。
3人目は大槻美友さん。2020年4月より地域おこし協力隊として飯舘村に移住し、2021年5月にキャンドル制作の拠点「工房マートル」をオープン。福島県の花を使ったボタニカルキャンドルをつくっています。
福島12市町村での取り組みは「地域で自分のお店をはじめたい」「地域課題を解決する事業に挑戦したい」と考えられている人にはヒントになることでしょう。
また、イベント内では福島12市町村における起業支援金や移住支援金、創業支援プログラムなどに関するご案内もありますので、関心のある方はぜひご検討ください。
開催概要
開催日程:2023年7月24日(月)20:00-21:30
開催場所:オンライン(Zoom)
定員:50名
参加費:無料
※リアルタイムで参加できない方はアーカイブ視聴も可能です
タイムライン
20:00-20:10:オープニングトーク
20:10-20:40:登壇者の活動プレゼン
20:40-21:20:トークセッション
21:20-21:30:起業支援金などのご案内
21:30 :終了
※上記は一部変更となる可能性がございますのでご了承ください
主催:公益財団法人イノベーション・コースト構想推進機構 ふくしま12市町村移住支援センター
運営事務局:NPO法人グリーンズ
申込方法:
Peatixより事前にお申し込みください。
登壇者紹介
高橋大就さん
一般社団法人「NoMAラボ」代表理事
外務省や戦略コンサルティングを経て2011年、東日本大震災の直後から東北支援のNPOへ参画。同年6月、一般社団法人東の食の会を立上げ、事務局代表に。東北の食のプロデュースを行い、「サヴァ缶」や「アカモク」などのヒット商品や多くのヒーロー農家・漁師を生み出すと同時に、オイシックス・ラ・大地株式会社にて日本の食の輸出事業を展開。
2019年、福島第一原発事故周辺地域のまちづくりと社会課題解決ビジネスづくりに取組む「NoMAラボ」立上げ。2021年福島県浪江町に完全移住。現在は東の食の会にて福島県浜通り地域の食のブランドづくりに、NoMAラボにて住民主体のまちづくりに取組む。
森山貴志さん
一般社団法人オムスビ代表理事
立命館大学政策科学部を卒業後、都内ソフトウェア開発会社でITエンジニアとして先端技術研究に携わる。2014年に福島県南相馬市に移住し、地域の課題解決と持続可能なまちづくりに取り組んでいる。2016年「Odaka Micro Stand Bar」を開業、2017年には一般社団法人オムスビを創業。現在は人材育成と地域課題解決に焦点を当て、カフェ事業とITを軸に新たな地域活動を展開している。2023年に現在のカフェを軸にパン屋とコワーキングスペースを併設する複合施設「アオスバシ」を展開。
大槻美友さん
工房マートル/蝋燭作家
福島県福島市出身。東北芸術工科大学でプロダクトデザインを学んだ後、株式会社良品計画に入社。転勤先の北海道函館市にあるキャンドルショップ「710candle」と出会い、キャンドル作りの楽しさを知り、1年半で良品計画を退社して蝋燭作家の道へ。
実家の8畳一間を工房にしてマルシェに出店し続けていた時期に、現在の移住先である「飯舘村」に出会う。2020年に飯舘村の地域おこし協力隊として移住し、村の特産品である季節の花を使って制作した「ボタニカルキャンドル」などを通して、3年間村のPRに務めた。
隊員期間中に村内に工房を構えて、現在も村外の観光客との交流の拠点として週末にはギャラリー兼ワークショップを運営している。
司会:植原正太郎(うえはら・しょうたろう)
NPO法人グリーンズ 共同代表
1988年4月仙台生まれ。慶應義塾大学理工学部卒。新卒でSNSマーケティング会社に入社。2014年10月よりWEBマガジン「greenz.jp」を運営するNPO法人グリーンズにスタッフとして参画。2021年4月より共同代表に就任し「いかしあう社会」を目指して健やかな事業と組織づくりに励む。同年5月に熊本県南阿蘇村に移住。釣りとスケボーと自給自足がしたい二児の父。
福島12市町村起業支援金について
福島県外から12市町村へ移住して新たに起業や開業する方に対し、起業に必要な経費の一部を補助する「福島県12市町村起業支援金(令和5年度)」の利用者を募集しています。
最大400万円の支援金(対象経費の4分の3以内)を活用しながら、地域で起業することが可能です。対象要件などの詳細はこちらをご確認ください。
また現在、福島12市町村移住支援センターでは起業支援金の申請サポートを無料で実施しています。専門スタッフと共に申請作業の伴走支援を行っていますので、関心のある方はお問い合わせください。サポートの詳細はこちらをご確認ください。