【田村市】利便性と豊かな自然が同居しているまち

田村市をめぐる1泊2日のモデルコースです。田村市は阿武隈高原の中央に位置しています。縦横に大小の山々が連なり、その山々を源に多くの河川が流れています。自然豊かなエリアながら、住みよく、船引駅まで東京から2時間30分以内に行けるというアクセスの良さも魅力です。
※本ページで紹介しているコースは、東京から電車(新幹線または特急)を使って最寄り駅まで向かい、レンタカーなどを使って巡るプランの一例です。実際に予定を組む際は、訪問日程に応じて営業日・時間等をご確認ください(こちらの情報は更新時点【2025年5月20日】のものです)。また、移住相談窓口や企業などは、事前のアポイントメントが必要となります。
スケジュール
07:30【出発地】東京駅
余裕を持って東京駅に到着しておきましょう。「東北新幹線やまびこ205号」は、東京駅のほか、上野駅や大宮駅などからも出発可能です。

07:44やまびこ205号で東京駅を出発
09:21郡山駅に到着
09:40郡山駅発、JR磐越東線
JR磐越東線は、郡山駅といわき駅を結ぶ路線です。郡山駅発の、小野新町行で向かいます。
10:09船引駅に到着
10:30レンタカーを借りる
船引駅から約1.3km。歩いて20分のところにレンタカー屋さんがあるので、事前予約の上、利用しましょう。予約時に駅での送迎についても相談しましょう。
■100円レンタカー 田村船引店(定休日:火曜日)
https://100yen-rentacar.jp/base/detail/647
11:30スカイパレスときわで昼食
スカイパレスときわは、船引駅から車で30分、標高800mにある宿泊施設です。日帰り入浴やレストランのみの利用も可能です。周辺に民家はなく、目の前にはあぶくま高原を一望できる大パノラマが広がり、夜になると満点の星空を楽しめます。この開放的な景色を楽しみにながら、田村市の食材を使った料理を楽しみましょう。
(レストランの定休日・営業日…夏季の定休日:水曜日/夏季以外の営業日:金曜日、土曜日、日曜日、祝日)
田村市のトレーラーハウス型お試しチャレンジハウス「mocca(モッカ)」もこのスカイパレスときわ内にあります。
■スカイパレスときわ
https://skypalace.jp/restaurant/
■4地区で移住体験ができる田村市の「お試しチャレンジハウス」
https://mirai-work.life/magazine/6204/

12:30ムシムシランドを見学
ムシムシランドは『日本で唯一の昆虫の楽園』をうたう、昆虫のテーマパークです。スカイパレスときわに隣接しています。展示昆虫や生きているカブトムシと直接触れ合うことができ、夏限定でより自然に近い状態でカブトムシに触れることができる、カブトドームが開放されます。
ホームページの「お知らせ」に月の営業カレンダーが掲載されているので、事前に開園日を確認しましょう。
■ムシムシランド
https://mushimushiland.com/
14:30【公的施設を訪問】田村サポートセンターで移住相談
先輩移住者(UIターン)である相談員が、移住に関する相談に乗ってくれ、現地訪問も案内してくれるそうです。都会生活を経験した先輩移住者から見た田村市移住について話をうかがいましょう。訪問の際は、事前に予約しておきましょう。(定休日:月曜日、年末年始)
家探しの相談にも乗ってもらえるほか、同じ施設内に、仕事に関する専門の相談窓口「たむらしごと」もあるので、仕事に関する相談も可能です。
■たむら暮らし
https://tamura-ijyu.jp/
■たむらしごと
https://tamura-job.com/

15:30テラス石森を見学
田村サポートセンターが入っている「テラス石森」は、かつての小学校をリノベーションしたテレワークセンター。田村市の新たなビジネス・雇用・職業の創出、働き方改革、情報発信の拠点を担っています。
コワーキングスペースや会議スペースを備えていて、市外の人も利用可能です。
コワーキングスペースは、1時間200円(1日上限1000円)。
移住した際の仕事場の候補として見学してみるのも良いでしょう。
(定休日:土曜日、日曜日/夏季休業などもあるのでホームページで営業日を確認しておきましょう)
■terrace ishimori
https://switch-terrace.com/
■廃校を活用した福島県初の複合型テレワークセンター、テラス石森
https://mirai-work.life/magazine/9166/
16:30地域のショッピングセンターへ
田村市は、船引地区に商業施設が集積していて、さまざまなお店が集まるショッピングセンターが複数あります。
中でも最大規模なのが、メガステージ田村です。テナントの一つヨークベニマルメガステージ田村店では、総菜や弁当などを含む食料品全般、日用品など、暮らしに必要なものを入手できます。
■メガステージ田村
http://www.activeone-mega.co.jp/megastage/9
船引地区にはほかにも、書店やドラッグストアなどと隣接するリオン・ドール船引店、スーパーマーケットのシミズストアや100円ショップなどが入る船引パークといったショッピングセンターがあります。
■【田村市】中心地・船引町では暮らしに必要なものは広く手に入る
https://mirai-work.life/magazine/8461/#tamura

17:30農産物直売所「ふぁせるたむら」へ
JA福島さくらの農産物直売所「ふぁせるたむら」では地場産の新鮮な野菜や果物、農産物加工品などの地元の特産品を手に入れることができます。
店内には、田村市産の農産物を使ったジェラートが販売されていて、なんとピーマン味も楽しめます。他、注文してから焼いてくれるピザがあるなど、立ち寄りたいスポットの一つです。(定休日:第1水曜日)
■農産物直売所 ふぁせるたむら
https://www.tif.ne.jp/fuku-gt/guide.html?id=235
18:30プランA:星の村ふれあい館にチェックイン
きれいな星空を楽しめる田村市ですが、特に満喫したいのであれば宿泊先として「星の村ふれあい館」はいかがでしょうか?
車から10分のところに星の村天文台があり、夏季の夜間公開(有料)では、外の空間で星空観察会を行ったり、大型望遠鏡で観察できます。
■星の村ふれあい館
https://abukumado.com/irimizu-tomaru
18:30プランB:お試しチャレンジハウスにチェックイン
「お試しチャレンジハウス」は田村市の暮らしを体験できる短期宿泊用住宅。船引町には「チャレンジハウス春山」、滝根町には「チャレンジハウス滝根」、都路町には「チャレンジハウス都路」、常葉町にはトレーラーハウス型チャレンジハウス「mocca(モッカ)」があり、4地区それぞれのくらしを体験することができます。布団や消耗品の持ち込みが必要ですが、使用料はどの施設も1人1泊300円です。
■4地区で移住体験ができる田村市の「お試しチャレンジハウス」
https://mirai-work.life/magazine/6204/
20:00お部屋に戻ってゆっくりお過ごしください
08:00宿泊施設をチェックアウト
08:30プランA:あぶくま洞へ
全長約600mの鍾乳洞。高さ約30mを誇る洞内最大の空間「滝根御殿」では、全国でもここあぶくま洞でしか見られない貴重な鍾乳石を鑑賞することができます。季節を問わず訪れることができ、冬期は昼間でも見られるイルミネーションが楽しめます。また、あぶくま洞から車で約10分の距離にある入水鍾乳洞では本格的なケイビング(洞窟に入る探検活動)が体験できます。
■あぶくま洞
https://abukumado.com/
08:30プランB:仙台平展望台へ
福島県田村市大滝根山の中腹に位置する、雄大な自然を一望できる絶景スポットです。標高約600メートルの高台から、360度のパノラマが広がり、視界が開けた開放感あふれる空間が広がっています。
10:00【民間事業者を訪問】求人企業を訪問
移住を考える上で、どんなお仕事があるのかは気になるポイントです。
田村市には多くの求人があり、
https://mirai-work.life/work/joblist/#cities=28
から探せます。
気になる求人企業を訪問して、雰囲気を掴んでおくことも重要です。事前に予約して、職場の雰囲気を掴んでおきましょう。
12:00プランA:お米と発酵のカフェで昼食
2023年10月にオープンしたnda焙(んだばい)は、お米と発酵をテーマにしたカフェ&ショップです。店名の「nda焙」は、福島の方言で「そうだね」という意味で、確信を持ってこのコンセプトを貫きたいというお店の想いが込められています。
県産米と田村市産の野菜を使ったランチ、甘酒などを提供、販売。自家焙煎したコーヒーも楽しめます。
木の温もりを感じる落ち着いた雰囲気の店内で、福島のおいしいお米をいただきましょう。(定休日:月曜日/祝日の場合は火曜日)
12:00プランB:よりあい処 華で昼食
築100年以上の古民家を改装して生まれた「よりあい処 華」。震災で大きなダメージを受けた地域に、再び活気を取り戻したいという思いから地元の都路で生まれ育った今泉富代さんが中心となってオープンしました。
地元食材を使ったやさしいランチを楽しめます。(営業日:月曜日、水曜日、金曜日)
食事処としての活動の他、手芸教室を始めとしたイベントの開催や、外国人・学生の受け入れなど、都路活性の拠点になっていて、多くの人から「第2の故郷」として愛されています。
■古民家を活用したレストラン兼コミュニティスペースを運営。とめどない愛と活力で地域内外の人を「家族」にしてしまう『今泉富代さん』
https://tamura-ijyu.jp/tamudex/1723/
13:30プランA:交流拠点・ハイリャンセへ
「ハイリャンセ」は、「誰でも気軽に入っておいで~」という意味を込め、200件近い応募の中から選ばれた名前。常葉町商店街の一角にあるこのコミュニティスペースには、子どもからお年寄りまでがふらっと立ち寄り、「おばあちゃんちに帰ってきた」ような懐かしい雰囲気になれるスペースです。地域団体のサークル活動やイベント開催なども行う地域の活動拠点になっています。ふらっとのぞいて、地域の雰囲気を見てみると良いでしょう。(定休日:土曜日、日曜日)
■まるで田舎のおばあちゃん家。小上がりの和室で地元の方との交流や手作り雑貨を楽しめる交流拠点『ハイリャンセ』
https://tamura-ijyu.jp/tamudex/2396/
ハイリャンセの他にも、商店街には個性的なお店があります。ぜひ散策してみましょう。
■絵本専門店の石川屋
店内には2000冊もの絵本が、天井まで届く本棚に並んでいます。外観・内観ともにステキな空間が広がっています。(定休日:日曜日、その他不定休あり)
https://ishikawaya.shop/about/
■川合精肉店
取り扱うお肉は、店主が自ら食べておいしいもの・満足するもの。店内で買えるメンチカツは、デリカテッセン・トレードショー2023のお弁当・お惣菜大賞で優秀賞を取ったもの。その場で揚げてもらえます。(定休日:水曜日)
https://kawaai.net/
13:30プランB:グリーンパーク都路へ
グリーンパーク都路は、キャンプやディスクゴルフなど様々なアクティビティが楽しめる総合アウトドア施設です。
田村市産のホップを原料としたクラフトビールが醸造されていて、ホップの収獲から実際のビール飲むところまで体験できるホップガーデンブルワリーもあります。ブルワリーを経営するホップジャパンは、地域における「資源の循環」と「人々の交流」に着目し、6次産業化に取り組んでおり、興味のある方はチェックしてみると良いでしょう。
■大自然・満天の星・作りたてビール。震災で一度は休眠し、地域の方と移住者の力が合わさって復活した田村市自慢のキャンプ場
https://tamura-ijyu.jp/tamudex/329/
■ホップジャパン
https://hopjapan.com/
15:00聖石温泉へ
聖石温泉の湯は、鉄分を多く含み、茶褐色をしています。この独特の色は、まるで琥珀のような美しさ。湯につかると、肌がすべすべになり、保温効果も高いと評判です。
今回の視察のしめくくりに、地元の名湯につかってはいかがでしょうか。(定休日:月曜日)
16:30レンタカーを返却
17:10船引駅発、JR磐越東線
17:36郡山駅に到着
18:06郡山駅発・やまびこ152号
東京駅に19:28着です。