ふくしま12市町村で野球ができる野球場・グラウンドとチームの活動状況を紹介!
福島12市町村で野球ができる主な野球場やグラウンドをご紹介します。移住してから加入できそうな地域の野球チームの活動状況などもご紹介していますので、移住後に野球をしたいと考えている人はぜひ参考にしてみてください。
目次
- 南相馬市:まるさん・あったまるスタジアム(南相馬市野球場)
- 南相馬市:楽天イーグルスみちのく鹿島球場(みちのく鹿島球場)
- 田村市:船引運動場
- 浪江町:ふれあいグラウンド
- 浪江町:高瀬野球場
- 富岡町:富岡町総合スポーツセンター
- 楢葉町:楢葉町総合グラウンド
- 広野町:広野町総合グラウンド
- 川俣町:農村広場
- 川内村:総合グラウンド多目的運動場
- 飯舘村:いいたてスポーツ公園 いいたて球場
- 葛尾村:葛尾村村民グラウンド
南相馬市:まるさん・あったまるスタジアム(南相馬市野球場)
天然芝で両翼100mと広く、照明、ブルペン、スコアボード、バッティングゲージなどの設備もそろっています。学生野球大会の会場や、有志による軟式野球チーム、還暦野球チーム、企業チームの練習などにも使われています。スタジアムから車で10分ほどの北新田野球場と併用するチームが多いようです。
1団体1時間あたりの料金は市内在住者が520円、市外の方が780円とリーズナブル。夜間照明やスコアボード、放送設備を使用する場合はそれぞれ料金が加算されます。12月から3月中旬は芝生休養期間のため使用できません。利用可能日については市の予約サイトで確認可能です。
予約方法などの詳細はこちら
https://www.city.minamisoma.lg.jp/portal/sections/14/1470/2/1612.html
南相馬市:楽天イーグルスみちのく鹿島球場(みちのく鹿島球場)
みちのく鹿島球場は幅広い年代に利用されている球場で、ルートインBCリーグの福島レッドホープスのホーム戦も行われています。幅広い年代が在籍する社会人野球チームが活動拠点にしており、週末の日中を中心に練習を行っています。
両翼100メートルで、外野は天然芝。バックネット裏と内野両サイドにベンチ付きの観客席が設置され、外野スタンドの芝生スペースにシートを広げて観戦することも可能です。12月から3月中旬は芝生養生期間となり、球場の利用はできません。
予約は同じ鹿島区内にある千倉体育館で受け付けています。1団体1時間あたりの料金は市内在住者が700円、市外在住者が1,050円です。スコアボード、本部席、放送設備を使用する場合は、それぞれに追加料金が発生します。ナイター設備はありません。
予約方法などの詳細はこちら
https://www.city.minamisoma.lg.jp/portal/sections/14/1470/2/2162.html
田村市:船引運動場
田村市にはキャッチボールなど野球の練習ができる野球場が多くありますが、船引野球場は少年野球や中学校の部活動、地域の軟式野球チームまで、幅広い年代で野球の練習に利用されています。社会人の軟式野球チームは30代~40代のメンバーが多く、主に週末の日中に練習をしており、市長杯や各種地区大会に出場しています。全面が土のグラウンドで、スパイクの使用は禁止なのでキャッチボールなど軽い練習におすすめです。
広さは野球場1面分で、夜間照明とトイレがあります。20台分の駐車スペースがあります。利用の際は、1週間前までに船引公民館で予約を行います。利用料は無料で、夜間照明の利用時は同公民館で事前にコイン(30分500円)の購入が必要です。
また、田村市内では常葉町の常葉運動場も野球の練習で多く利用されています。利用時は常葉公民館で事前申請が必要で、利用は無料。船引野球場と同じく、同公民館でナイターコインを購入しておけば夜間照明を利用できます。
予約方法などの詳細はこちら
https://www.city.tamura.lg.jp/soshiki/38/taiiku_1_1.html
浪江町:ふれあいグラウンド
浪江町のふれあいグラウンドは、2023年にJR浪江駅西側ににオープンしたふれあいセンターなみえ内にあります。さまざまなスポーツに活用できる多目的グラウンドで、野球グラウンドとしては1面分の広さがあります。
予約の受付は秋桜アリーナ(隣接の浪江町地域スポーツセンター内)で行っています。利用料は1時間あたり全面800円、半面400円です。夜間照明の利用には別途料金が加算されます。開場時間は5:00から21:00までと利用可能時間が長いのが特徴で、朝のキャッチボールや、仕事終わりのナイター練習など、生活スタイルに合わせた利用ができます。
予約方法などの詳細はこちら
https://www.town.namie.fukushima.jp/soshiki/12/30807.html
浪江町:高瀬野球場
高瀬野球場は東日本大震災で被害を受け、2024年8月に改修が完了して再び利用できるようになった野球場です。震災前から町民に親しまれ、数々の名勝負が繰り広げられてきました。
外野は天然芝で、トイレもあります。予約の受付はふれあいグラウンドと同様、秋桜アリーナ(隣接の浪江町地域スポーツセンター内)で行っています。利用料は1時間あたり全面300円です。
富岡町:富岡町総合スポーツセンター
富岡町総合スポーツセンター内にある野球場で、中学校の部活動のほか、地元の働き盛り世代による軟式野球チームが土日を中心に練習しています。グラウンドは内野が土、外野が天然芝で、両翼90m、センター120mの広さがあり開放感があります。
利用の際は1週間前までに一般社団法人さくら文化・スポーツ振興公社で予約が必要です。料金は大人1団体1時間あたり平日1,500円、土日祝日1,880円で、電光掲示板・放送設備の利用には別途料金がかかります。
予約方法などの詳細はこちら
https://www.sakura-sc.org/index.html
楢葉町:楢葉町総合グラウンド
楢葉町総合グラウンドは、野球場・サブグラウンド・陸上競技場の3施設があり、野球場(ポニーリーグNARAHASTADIUM)では硬式野球が、サブグラウンド(ポニーリーグナラハフィールド)では軟式野球の試合ができます。
野球場は両翼100メートルの広々としたスペースに、約1,500人が収容可能な観客席がある本格的なグラウンドです。ナイター設備や、AI搭載のピッチングマシンも使用できます。野球場内にはトイレやエアコン完備の休憩スペースもあり、利用者は快適に過ごせます。
野球グラウンドが2面とれるサブグラウンドも、ナイター設備が完備されており、のびのびと練習ができます。
使用時は楢葉町スポーツ協会で予約が必要です。大人1団体1時間当たりの料金は、野球場が平日1,540円、平日以外1,925円で、サブグラウンドは平日660円、平日以外825円です。それぞれで夜間照明やピッチングマシン、スコアボードなどを利用する場合は、別途料金が加算されます。
予約方法などの詳細はこちら
https://www.town.naraha.lg.jp/admin/cat338/006468.html
広野町:広野町総合グラウンド
広野町総合グラウンドは、広野みかんクラブが運営する成人軟式野球チーム「広野クラブ」の練習場所です。メンバーは20代が中心で、町内在住者だけではなく、広野町に通勤している人も所属し、大会出場を目指して毎週木曜の19:00から約2時間の練習に励んでいます。
グラウンドは内野が土で、外野が天然芝となっており最大2面分のスペースがあります。ダグアウトにはベンチもあり、テントを借りることもできます。付近には70台ほどが停められる駐車場があるため、荷物の積み下ろしに便利です。
利用の際は、広野町公民館で予約が必要です。1時間あたりの料金は半面利用で770円、両面利用で2,200円です。照明利用時には別途料金がかかります。
予約方法などの詳細はこちら
https://www.town.hirono.fukushima.jp/shisetsu/1003370/1003886.html
川俣町:農村広場
四方が木々に囲まれた緑豊かな環境にあるグラウンドで、スポーツ少年団の野球チームのほか、大人の軟式野球チームが練習に利用しています。チームに関する詳しい情報は川俣町体育館にお問い合わせください。全面土のグラウンドで、対面式なら2面分が利用できます。敷地内にはトイレがあり、約80台分の駐車場が隣接しています。
利用の申し込みは川俣町のWeb予約システムから行います。料金は町内在住者であれば無料、町外在住者の場合は1時間当たり半面580円、全面1,160円です。ナイター照明を利用する場合は町内在住者・町外在住者ともに追加料金が必要になります。
予約方法などの詳細はこちら
https://www.town.kawamata.lg.jp/site/chosei-shisetsu/nousonhiroba.html
川内村:総合グラウンド多目的運動場
里山に隣接した静かな環境にあるグラウンドで、スポーツ少年団の他、地元社会人の軟式野球チームが練習場所として利用しています。軟式野球チームは20代から40代の若手が多く所属しており、市町村対抗野球や、村伝統の夏季野球大会(通称:盆野球)に向けて練習を行っています。
全面土、両翼90mのグラウンドで、ナイター設備もあります。11月から3月の冬季は利用できません。利用は川内村生涯学習係で予約が必要です。料金は1時間あたり350円と、とてもリーズナブルです。夜間照明の利用は追加料金が必要になります。
予約方法などの詳細はこちら
http://www.kawauchimura.jp/page/page000150.html
飯舘村:いいたてスポーツ公園 いいたて球場
いいたてスポーツ公園内にあるいいたて球場は社会人の軟式野球チームも練習に活用しており、他チームと交流試合を行っているそうです。野球場は両翼100メートルで外野には天然芝が敷かれています。12月から3月は、芝養生のため利用できません。
利用の際は1ヵ月前までにいいたてスポーツ公園窓口に申請が必要です。1団体1時間あたりの料金は村内居住者1,650円、村外居住者1,980円です。放送室の利用には別途料金がかかります。
予約方法などの詳細はこちら
https://www.vill.iitate.fukushima.jp/site/sportspark/3435.html
葛尾村:葛尾村村民グラウンド
毎週水曜の夕方に20代~30代のメンバーが多く在籍している軟式野球チームが上位大会への出場を目標に活動をしています。全面が土で、野球グラウンドが2面とれる広さです。ダグアウトとベンチが設置されており、ナイター設備もあります。
利用には葛尾村教育委員会に申請書の提出が必要です。使用料金は無料ですが、ナイター設備を使う場合は30分ごとに追加料金が発生します。
予約方法などの詳細は、葛尾村教育委員会にお問い合わせください。
まとめ
今回は福島12市町村内にある野球をプレイできる野球場やグラウンドをご紹介しました。福島県では毎年、地元新聞社主催の市町村対抗軟式野球大会が開催されています。このため、地域で活動している野球チームが多くある野球のさかんな地域といえます。また、チームに所属するだけではなく、仲間同士でキャッチボールなどライトにボールに触れられる公園も身近です。BCリーグ福島レッドホープスは、みちのく鹿島球場や楢葉町総合グラウンド野球場、いいたて球場でホーム戦を開催しているため、NPBを目指す有力選手のプレーを見に行く楽しみもあるでしょう。
福島12市町村では、選手としてのチームプレイだけではなく、キャッチボール、観戦などで野球を楽しめます。移住後はぜひ一緒に楽しめる仲間を探して、週末のレジャーに野球という選択肢を加えてみてはいかがでしょうか。
※内容は取材当時のものです
文・取材:橋本華加