イベント

【イベント】令和4年度相馬野馬追を開催します!

2022年6月16日
南相馬市

福島県相馬地方の伝統行事『相馬野馬追』が、3年ぶりに開催されます! 
約400騎の騎馬武者が甲冑を身にまとい、腰に太刀を佩き、背に旗指物を付けての「お行列」や、野原を疾走する様は、まさに圧巻! 
まるで戦国時代にタイムスリップしたかのような、豪華絢爛な時代絵巻をお見逃しなく! 

相馬野馬追とは?

砂の上で乗馬している人々

自動的に生成された説明

福島県北部に位置する相馬地方最大の伝統行事。 
今から1,000年以上もの昔、平将門が野馬を敵兵に見立て軍事演習を行ったことが始まりと伝えられています。 
その後、将門の子孫である相馬氏が現在の相馬地方に移ってからも、代々の当主がこの行事を伝承。 
今では地域の繁栄と安寧を祈る神事として地域に守られ、国の重要無形民俗文化財にも指定されている、相馬地方を代表する伝統行事です。 

▼【動画】相馬野馬追 2019年(令和元年) ダイジェスト版(YouTube) 

見どころ 

『令和4年度相馬野馬追』の開催期間は、7月23日(土)~25日(月)の3日間ですが、特におすすめなのは2日目。 
「お行列」や「甲冑競馬」、「神旗争奪戦」など、『相馬野馬追』のハイライトとも呼べる催しが次々に執り行われます。 

  • お行列 

午前9時30分、花火を合図に法螺貝、陣太鼓が鳴り響き、先祖伝来の甲冑に身をかためた総勢約400騎の騎馬武者が出陣します。 
行列は陣螺・陣太鼓の合図により時に止まり、時に前進して隊列を整えながら、約3km先の雲雀ヶ原(ひばりがはら)祭場地へ。 
豪華絢爛な時代絵巻さながらの様は、まさに天下無比の圧巻です。 
場所:原町区野馬追通り小川橋付近 

  • 甲冑競馬 

正午、陣螺(じんがい)と陣太鼓が鳴り響くと、先祖伝来の旗指物をなびかせた若武者が、人馬一体となって疾走する甲冑競馬が始まります。 
土ぼこりが舞う中に響く、指旗のはためく音、具足、草摺(くさすり)の摺りあう音、馬蹄が土を蹴散らす音。 
騎馬武者の勇姿とその迫力を、全身でご体感ください。 
場所:原町区雲雀ヶ原祭場地 

  • 神旗争奪戦 

午後1時、山頂の本陣から戦闘開始の陣螺(じんがい)が鳴り渡ると、騎馬武者たちが雲雀ヶ原(ひばりがはら)一面に広がります。 
天中高く打ち上げられた花火が炸裂し、二本の御神旗がゆっくり舞い降りてくると、騎馬武者が駆け出し、鞭を振りかざして勇猛果敢に御神旗を奪い合います。 
雲雀ヶ原(ひばりがはら)祭場地は戦場と化し、祭りは最高潮に達します。 
場所:原町区雲雀ヶ原祭場地 

おすすめポイント 

今年の相馬野馬追の一番の見どころは、元服に合わせて総大将となる14才の相馬言胤(としたね)氏が、「お行列」に参加し、初陣を飾るところです。言胤氏は、鎌倉時代の相馬家初代の相馬師常(もろつね)氏から連綿と現在まで続く相馬家第33代当主相馬和胤(かずたね)氏の孫、父の行胤(みちたね)氏の長男であり、この伝統ある行事を今夏引き継ぎます。未来を見据えたこの取り組み、歴史的な1ページをぜひ直接ご覧いただき、この若者の初挑戦を暖かい目で見守っていただければと思います。

また3日目最後の行事で、国重要無形民俗文化財指定の理由にもなっている相馬小高神社で行われる「野馬懸(のまかけ)」もお勧めです。勇壮な騎馬武者が、神社へ野馬の追い込む姿は迫力満点で、一見の価値があります。追い込み後は、殿様の近習である白装束のお小人が、神馬を素手で捕らえ、神社に奉納し、領民の繁栄と安寧を願い、相馬野馬追の一連の行事が終わりを迎えます。この行事は、いにしえより現在までその姿を変えずに続いており、現在のコロナ禍の中、この地域のみならず、全ての人々の安寧を願うものとなっております。

*ちょっと寄り道*
小高区役所ロビーには、震災後、市民と全国のボランティアの方々が4ヶ月の協同作業で製作した南相馬初の「野馬懸のジオラマ(およそ60分の1サイズ)」が展示されていますので、ぜひお立ち寄り下さい。ジオラマの見方ですが、少ししゃがみながらの姿勢で、目線を鳥居、木々に合わせていただくと自分が小さくなりその風景に溶け込むような不思議な感覚を味わえますので、ぜひお試しください。

スケジュール 

「令和4年度相馬野馬追」の開催期間は、7月23日(土)~25日(月)の3日間。 
それぞれ開催場所、内容等が異なるので、事前にスケジュールをご確認の上、ご参加ください。 
※予定は今後の国・県の方針や、開催地域の新型コロナウイルス感染症の状況を鑑み、変更となる場合があります。 
最新のスケジュールは相馬野馬追公式ホームページからご確認下さい。

アクセス

相馬野馬追は、福島県南相馬市及び相馬市で執り行われます。 
当日は交通規制等で道路が混み合いますので、公共交通機関を利用してのご来場をおすすめします。 

南相馬市までのアクセス 

マップ

自動的に生成された説明

JR・バスをご利用の場合 
【東京方面から】
品川駅・東京駅・上野駅⇒常磐線(特急ひたち 約3時間30分)⇒原ノ町駅 
東京駅・上野駅⇒東北新幹線(やまびこ 約1時間30分)⇒福島駅 
◎福島駅よりバスをご利用の場合 
福島駅⇒バス(東北アクセス、福島交通 約1時間45分)⇒原ノ町駅前

【仙台方面から】
仙台駅⇒常磐線(約1時間30分)⇒原ノ町駅 
◎仙台駅よりバスをご利用の場合 
仙台駅東口⇒(東北アクセス 約1時間40分)⇒原ノ町駅前

お車をご利用の場合 
福島市⇒東北中央自動車道・常磐自動車道⇒南相馬市 (約1時間10分)
郡山市⇒南相馬市 (約1時間50分)
東京⇒常磐自動車道⇒南相馬市 (約3時間30分)
仙台市⇒仙台東部道路・常磐自動車道⇒南相馬市 (約1時間15分)

飛行機をご利用の場合 
仙台空港 
新千歳空港・伊丹空港⇒仙台空港 約1時間10分 
福岡空港⇒仙台空港 約2時間
◎仙台空港より電車をご利用の場合 
仙台空港駅⇒仙台空港アクセス線(約10分)⇒名取駅⇒常磐線(約1時間20分)⇒原ノ町駅 
◎仙台空港よりお車をご利用の場合 
仙台空港⇒仙台東部道路・常磐自動車道⇒南相馬市(約1時間10分) 

福島空港 
新千歳空港・伊丹空港⇒福島空港 約1時間20分 
◎福島空港よりお車をご利用の場合 
福島空港⇒南相馬市(約2時間40分)

会場について 

■南相馬市原町区

雲雀ケ原祭場地
常磐線原ノ町駅から車で約10分
常磐道南相馬I.Cから車で約15分
※相馬野馬追2日目(本祭り)開催時は、原ノ町駅からシャトルバス運行(所要時間約10分)

相馬太田神社
常磐線原ノ町駅から車で約20分
常磐道南相馬I.Cから車で約10分

相馬市

相馬中村神社

常磐線相馬駅から徒歩20分
常磐道相馬I.Cから車で約5分

南相馬市鹿島区

北郷陣屋

常磐線鹿島駅から徒歩で約15分
常磐道南相馬鹿島スマートICから車で約8分

南相馬市小高区

相馬小高神社

常磐線小高駅から徒歩で約15分
常磐道南相馬I.Cから車で約20分

観戦チケットについて 

甲冑競馬・神旗争奪戦の行われる「雲雀ケ原祭場地」へのご入場には、チケットが必要です。 
以下の公式サイトよりチケット販売の概要をご確認ください。 
https://soma-nomaoi.jp/tickets/

観覧の作法 

 安全にお楽しみいただくため、以下の作法を守ってご観覧下さい。 

  1. 馬の前を横切らない。 
  2. 高所から見下ろさない。 
  3. 馬の後方に立たない。 
  4. 馬にフラッシュを当てない。 
  5. 馬に触れたり、大声や大きな音を立てて驚かさない。 

最後に 

建物の前に立っている馬

低い精度で自動的に生成された説明

地域の伝統行事は、その土地の歴史や文化、風土に触れる、絶好のチャンス! 
「相馬野馬追」に興味がある方も、南相馬エリアへの移住や暮らしに関心がある方も、この機会にぜひ現地を訪ねてみてくださいね! 

▼「相馬野馬追」の行事に関するお問い合わせ先
「相馬野馬追執行委員会(南相馬市役所観光交流課内)」
電話番号:0264- 22-3604
(月~金曜日 8時30分~17時15分) 

▼「相馬野馬追」のチケットに関するお問い合わせ先
チケットぴあ専用お問い合わせダイヤル(2022年6月1日~7月22日で開設)
電話番号: 022-217-2505
(月~金曜日 11時~17時) 

南相馬市を含む、ふくしま12市町村の「暮らし」「住まい」「仕事」に関するご相談は「ふくしま12市町村移住支援センター」で受け付けております! 
▼「暮らし」「住まい」「仕事」に関するお問い合わせ先 
「ふくしま12市町村移住支援センター」 
電話番号:0800-800-3305  
(月~金曜日 8時30分~17時) 

皆さまのお越しを、心よりお待ちしております! 

(画像提供:相馬野馬追執行委員会・南相馬市)