「未来ワークふくしま」にレジャー特集ページ開設 余暇の過ごし方への関心に対応
需要と供給のミスマッチ解消へ モデル的に楢葉町の住宅情報ページを制作

2024年8月5日
  • 事業紹介

(公財)福島イノベーション・コースト構想推進機構が運営する「ふくしま12市町村移住支援センター(センター長:藤沢 烈)」は、福島第一原子力発電所の事故により避難指示等の対象となった福島12市町村(※)への移住・定住を促進するため、2021年7月1日に設置されました。広域連携が効果的な事業や福島12市町村による移住施策の支援等を行っています。

福島12市町村への移住者や移住希望者が増えている中、希望者に寄り添った情報発信や地域を知ることができるイベントなどを、今年度も拡充していきます。

本ニュースレターでは、月に1回程度、イベントや支援制度、12市町村におけるトレンドなどの情報をお届けします。ツアーやイベントの現地取材や、企画担当者への取材等については、お気軽にお問い合わせください。

今号のトピックス
#「未来ワークふくしま」にレジャー特集ページ開設 余暇の過ごし方への関心に対応
# 住宅の需要と供給のミスマッチ解消へ モデル的に楢葉町の住宅情報ページを制作・公開
# 未来ワークふくしま移住セミナー vol.14 9月7日に札幌で開催決定!
# 公式LINEアカウントを開設 関心層へ継続的に情報提供
# 田村市のお試し住宅が4か所に 個性ある住まいで移住後の暮らしを体験

「未来ワークふくしま」にレジャー特集ページ開設 余暇の過ごし方への関心に対応

ふくしま12市町村移住支援センター(以下、「センター」)が運営する浜通り地域等を中心とした12市町村の移住情報サイト「未来ワークふくしま」では、移住後の余暇の過ごし方への関心に対応するため、7月19日にレジャー特集ページを公開しました。

2023年12月にセンターが実施した第5回インターネットパネル調査では、移住先での余暇の過ごし方に関する質問において、福島移住関心層は全世代で「食べ物を楽しむこと」が最も多く、20~30代では「アウトドア」や「スポーツ」を楽しむ傾向も見られました。この結果から得られた、その地域ならではのアクティブな楽しみ方を提案することが有効と考え、今回特設ページを開設することになりました。

なお、本ページでは、アウトドアスポットやゴルフ、ドッグランなどの屋外施設、道の駅や図書館などの屋内施設に加え、12市町村の伝統や文化に触れられるイベントなど幅広く紹介しています。

従来から力を入れてきた仕事や住まいの情報に加え、余暇に関する情報を提供することで、移住関心層の方々に12市町村での暮らしを具体的にイメージしていただくことを狙いとしています。

▶特設ページはこちら

住宅の需要と供給のミスマッチ解消へ モデル的に楢葉町の住宅情報ページを制作・公開

「未来ワークふくしま」では、8月2日、楢葉町の住宅情報に特化したページを公開しました。

現在、12市町村では移住したくても住宅が見つからないという課題があります。その原因としては、住宅の需要と供給がマッチできていないこと、住宅を探すチャネルが複数あり一元化されていないため探す手間がかかること等が挙げられます。

こうしたミスマッチを少しでも解消するため、今回開設した住宅情報ページでは、住宅情報サービス、町内外を含めた地元の不動産会社、公営住宅、空き家バンク等、住宅を探すチャネルを複数提示して、物件を探しやすくしました。また、市町村によっては賃貸物件の家賃補助が整備されている場合もあるため、こうした住まいに関する支援制度等も提示し、物件が取得しやすくなる情報も充実させました。

今後、他の市町村の住宅情報ページも同様に進めていく予定です。

▶楢葉町住宅情報ページはこちら

未来ワークふくしま移住セミナー vol.14 9月7日に札幌で開催!

福島12市町村で実際に活躍する多様なゲストを毎回テーマごとにお呼びし、移住を決めたきっかけや移住後のリアルな実体験を聞く、未来ワークふくしま移住セミナー。今年度2回目は札幌で開催します。札幌でのセミナー開催は、昨年10月に続き2回目となります。

今回のテーマは、「ワクワクが生まれる地。ふくしま12市町村」編です。福島と北海道につながりがあるゲストの方々から、福島12市町村での挑戦、移住を決めたきっかけやその魅力について、それぞれの活動紹介やパネルディスカッションでお話しいただきます。また福島12市町村の各種支援制度の説明も行います。さらに今回は特別企画として「もっと話そう延長戦!」(座談会・個別相談会)の他に、「未来ワークふくしま」に先日公開したモデルコース特集ページを使ったワークショップも実施します。

参加の申込みはイベントページから受付中です。

<vol.14 「ワクワクが生まれる地。ふくしま12市町村」編の開催概要>

【開催日】9月7日(土)15:00~18:20 (開場 14:30) 

【会場】札幌市民交流プラザ クリエイティブスタジオ

     住所:札幌市中央区北1条西1丁目

【ゲスト】

佐別当 隆志さん(株式会社アドレス 代表取締役社長)

東 大智さん(會澤高圧コンクリート株式会社 上席執行役員)

杉原 愛さん(ラヴ・ワークス代表)

吉田 睦美さん(株式会社むー代表取締役)

【定員】会場参加 50名 / オンライン参加 無制限

【参加費用】無料

▶募集ページはこちら 

公式LINEアカウントを開設 関心層へ継続的に情報提供

センターでは、公式LINEアカウントを開設しています。今後、友だち登録をしていただいた方に対して、移住に役立つ情報を配信します。

月間9,700万人(※)が利用する身近なツールであるLINEを活用し、移住関心層の方々に、継続的に移住情報を提供することを目指しています。

※2024年3月末時点。出典 https://www.lycbiz.com/jp/service/line-ads/

▶友だち登録はこちら


12市町村News

田村市のお試し住宅が4か所に 個性ある住まいで移住後の暮らしを体験

お試し住宅とは、数日~1ヵ月単位で利用しながら現地の暮らしを体験できる、移住希望者向けの滞在施設のこと。お試し住宅を拠点にまち歩きや買いもの、地域の活動に参加するなど、現地で一定期間過ごしてみることで移住後の生活をより具体的にイメージすることができます。移住検討の際の現地訪問のニーズに応えるために各市町村がお試し住宅制度を用意しており、現在、12市町村のうち9市町村が設置しています。

田村市には、市中心部の船引町にある「チャレンジハウス春山」、雄大な自然に囲まれた滝根町の「チャレンジハウス滝根」、都路町の「チャレンジハウス都路」、常葉町にはトレーラーハウス型チャレンジハウス「mocca(モッカ)」の4つのお試し住宅があります。

このうち、チャレンジハウス都路は今年5月末にオープンしたばかり。山間の環境を体感できる立地の住宅には1LDKと2LDKの2種類の居室があり、世帯人数に合った空間で過ごすことができます。

他のお試し住宅にもそれぞれ特徴があり、チャレンジハウス春山はアクセス抜群な商業エリアに立地、チャレンジハウス滝根は田村市の自然豊かな環境を味わえます。Moccaはトレーラーハウス型で、夜になると満点の星空を楽しむことができます。

田村市のお試し住宅の利用料は、いずれも1日1人あたり300円。リーズナブルな条件で、移住後の暮らしを体験できるようになっています。

▶田村市お試し住宅の詳細はこちら


※「福島12市町村」とは福島第一原子力発電所の事故により、避難指示等の対象となった南相馬市、田村市、川俣町、浪江町、富岡町、楢葉町、広野町、飯舘村、葛尾村、川内村、双葉町、大熊町を指します。