1泊2日プラン

海沿いエリアのコワーキングスペースをめぐる

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  • コワーキングスペース巡り
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「フリーランス」をテーマに、ふくしま12を巡る1泊2日のモデルコースを紹介します。太平洋沿岸の楢葉町、大熊町、浪江町にある、無料で使えるコワーキングスペースをめぐります。

※本ページで紹介しているコースは、東京から電車(新幹線または特急)を使って最寄り駅まで向かい、レンタカーなどを使って巡るプランの一例です。実際に予定を組む際は、訪問日程に応じて営業日・時間等をご確認ください(こちらの情報は更新時点【2025年5月20日】のものです)。また、移住相談窓口や企業などは、事前のアポイントメントが必要となります。

スケジュール

09:30
【出発地】東京駅

余裕を持って東京駅に到着しておきましょう。「特急ひたち7号」は、東京駅のほか、品川駅や上野駅などからも出発可能です。

09:53
特急ひたち7号で東京駅を出発

いわき駅までは2時間強。特急ひたちの車内は、Wifiも電源も使えます。パソコンで仕事をしながらの移動も可能です。

12:14
いわき駅で常磐線(原ノ町行き)に乗り換え

乗り換え時間が7分間なので乗り遅れないようお気をつけください

12:51
竜田駅に到着

竜田駅は楢葉町の主要駅です。
1日目の移動はレンタカーを想定していますが、天気が良ければシェアサイクル(電動)を利用するのもいいでしょう。竜田駅にレンタサイクルポートがあります。

■楢葉町のシェアサイクル(レンタサイクル)
https://cogicogi.jp/smart/port-naraha.html

13:00
レンタカーを借りる

竜田駅前の「ぞうさんレンタカー」で車を借りましょう。(要・事前予約)

■ぞうさんレンタカー
https://windscarrental.com/
(定休日:土曜日、日曜日、祝日/営業時間:8:30~17:30)

13:30
ここなら笑店街の飲食店で昼食

「ここなら笑店街(しょうてんがい)」は、スーパー、ホームセンター、飲食店、ベーカリーなどが入った商業施設。楢葉町のコンパクトタウン「笑(えみ)ふるタウンならは」の中にあり、同敷地内に後で訪問する「みんなの交流館 ならはCANvas」もあります。

和食、洋食、中華などさまざまなジャンルの飲食店から、お好みの店で昼食を取りましょう。

食後はスーパーやホームセンターを見学し、翌日の朝食(プランBなら昼食も)を購入しておくとよいでしょう。

■ここなら笑店街
https://naraha-kokonara.com/

15:00
【公的施設を訪問】楢葉町移住相談窓口・まざらっせへ

楢葉町の移住相談窓口は、楢葉町地域活動拠点施設「まざらっせ」内にあります。
「まざらっせ」とは、「一緒にまざりましょう」という地域の方言。地域の人たちや移住者が交流する場として作られた施設です。楢葉町のこと、すまいや生活環境、企業も含めた移住支援制度などについて教えてもらいましょう。また、お試し住宅の鍵の引き渡しも済ませておいてください。

まざらっせにはコワーキングスペースなどもあり、町外の人も利用可能。イベントも開催しているので、公式ホームページのお知らせをチェックしておくと良いでしょう。(定休日:第2・4 水曜日)

■暮らすなら楢葉
https://kurasu-naraha.jp/
■「まざらっせ」
https://mazarasse.com/

17:30
道の駅ならはへ

「道の駅ならは」は、フードコート、温泉施設、物産館などが入った施設です。

物産館の2階にはコワーキングスペース「ならはsalon」があります。無料Wi-Fi、コンセント、個室スペースなど設備も充実。明るく開放的な空間で、窓から海を見ることができる席もあります。

夕食はフードコートへ。地元産の新鮮な食材を使った食事も人気で、人気No.1の「海鮮タンメン」や、楢葉町の名物「マミーすいとん」はぜひ試したい一品です。

温泉施設では、16種類ものお風呂を楽しめます。お試し住宅にお風呂はありますが、こちらで入浴していくのもおすすめです。

■道の駅ならは
https://www.michinoeki-naraha.jp/

■ならはsalon
https://www.town.naraha.lg.jp/blog/007698.html

20:00
交流施設を見学

「みんなの交流館ならはCANvas」は、会議室やコワーキングスペースなどを備えた交流施設。子どもたちが遊びに来たり、待ち合わせに使われたり、仕事をする人がいたりと、町民が日常的に集う、居心地の良いスペースです。夜9時まで利用できるのもうれしいポイントです。(定休日:第2・4火曜日)

■みんなの交流館 ならはCANvas
https://naraha-canvas.com/

21:00
お試し住宅へ

お試し住宅は、コンパクトタウン「笑ふるタウンならは」内にあり、災害公営住宅のうち3戸が提供されています。
最長14日間、宿泊可能です。

■お試し住宅
https://kurasu-naraha.jp/support#trial

09:00
お試し住宅をチェックアウト

09:30
レンタカーを返却

10:02
竜田駅を出発

原ノ町行に乗車し、10:24大野駅で下車します。

10:29
大野駅を出発

10:29大野駅発の生活循環バスに乗車し、10:35大熊インキュベーションセンターで下車します。

10:40
大熊インキュベーションセンターを見学

大熊インキュベーションセンターは、旧大野小学校をリノベーションしてつくられた起業支援拠点。地域活性化と新たな産業創出を目指し、県内外合わせて50以上の企業が入居しています。

無料で利用できるコミュニティスペースのほか、1時間150円で使えるコワーキングスペースもあるので、ぜひ見学してみましょう。

■旧小学校を再生し、新しいビジネスを育てる場に !「大熊インキュベーションセンター」
https://mirai-work.life/magazine/4468/

■【公式】大熊インキュベーションセンター
https://okuma-ic.jp/

11:30
プランA:食事処池田屋で昼食

2024年5月にオープンした大熊町「特定復興再生拠点区域」初の飲食店。昼は定食や麺類、夜は居酒屋メニューを提供し、地域の人たちの憩いの場となっていいます。
店主は浪江町出身で、神奈川からIターン。お孫さんをのびのび育てられる環境も魅力だとして移住したそうです。

食後は大野駅まで徒歩で戻ります(約20分)。

■大熊にUターンした池田孝代さん 孫をのびのび育てつつ復興を支えたい
https://www.fukko-pr.reconstruction.go.jp/2018/fukushimanoima/shiru/reports/report-76/

11:30
プランB:大熊インキュベーションセンターで昼食

プランAで大野駅まで徒歩で戻るのが難しい場合は、12:11発(12:18大野駅着)の生活循環バスを利用する手もあります。
その場合は昼食時間を十分に取れないので、大熊インキュベーションセンターのコミュニティスペースで手早く昼食を。前日にここなら笑店街で昼食を購入しておくとよいでしょう。

13:07
大野駅を出発

原ノ町行きに乗車します。

13:18
浪江駅に到着

浪江町では、日産自動車が運営するオンデマンド配車サービス「なみえスマートモビリティ(スマモビ)」が利用できます。地域の新しい取り組みを体験してみましょう。
スマモビの使い方をホームページでチェックし、事前にユーザー登録を済ませておきましょう(ID、パスワードの発行には最大1営業日かかります)。
事前登録がなくても浪江駅などの主要スポットにはデジタル停留所が設置されているので、ゲストユーザーとして配車予約できます。

■日産スマートモビリティ
https://www.smamobi.jp/

■車がなくても移動の自由を確保。浪江町で活用が進むデマンド交通「なみえスマモビ」
https://mirai-work.life/magazine/2630/

13:30
道の駅なみえへ

道の駅なみえは買い物や食事はもちろん、体験スポットも複数あり、鈴木酒造店の酒造り見学や走り駒の絵柄の「大堀相馬焼」の陶芸体験など、浪江の魅力を感じられるスポットです。
他、ポケモンのキャラクター・ラッキーをモチーフにした公園は子どもに人気です。

■道の駅なみえ
https://michinoeki-namie.jp/

14:30
ナミエシンカを見学

建築家の隈研吾氏とアウトドアブランド「スノーピーク」がデザインした、木のトレーラーハウス「住箱」を活用したメンバー制のコワーキングスペース。現地で会員登録し、その日から利用することも可能です。(定休日:土曜日、日曜日、祝日)

併設のカフェもあり、地元の食材を使ったホットドッグやドリンクを楽しむこともできます。(定休日:土曜日、日曜日、祝日/月曜日、火曜日はドリンクのみ)

■ナミエシンカ
https://www.namieshinka.jp/

15:30
浜通り地域デザインセンターなみえを見学

東京大学と日産自動車 が共同運営する、地域のコミュニティペース。浜通り地域の持続可能なまちづくりを考える拠点で、「誰でも気軽に立ち寄れる場所」です。地域情報スペースや、まちづくりや浪江に関する本が並ぶ本棚などがあります。

コワーキングスペースとしても利用可能。ウォーターサーバーがあり、自由にお茶やコーヒーを飲むこともできます。

■浜通り地域デザインセンターなみえ
https://nted.t.u-tokyo.ac.jp/

16:43
浪江駅を出発

常磐線の普通列車に乗車します。

18:17
いわき駅でひたち26号に乗り換え

東京駅に20:42到着です。

今回紹介したスポットとルートはこちら