【双葉町】新たな活気が生み出される過程を見る

双葉町をめぐる1泊2日のモデルコースです。双葉町は海と山にいだかれた、豊かな自然を誇る町。原発事故の影響を大きく受けましたが、2022年に避難指示が解除されて徐々に人々の営みが戻りつつあります。新たな活気が生み出される様子を体感してみましょう。
※本ページで紹介しているコースは、東京から電車(新幹線または特急)を使って最寄り駅まで向かい、レンタカーなどを使って巡るプランの一例です。実際に予定を組む際は、訪問日程に応じて営業日・時間等をご確認ください(こちらの情報は更新時点【2025年5月20日】のものです)。また、移住相談窓口や企業などは、事前のアポイントメントが必要となります。
スケジュール
07:30【出発地】東京駅
余裕を持って東京駅に到着しておきましょう。「特急ひたち3号」は、東京駅のほか、品川駅や上野駅などからも出発可能です。

07:52特急ひたち3号で東京駅を出発
双葉駅までは3時間強。特急ひたちの車内は、Wifiも電源も使えます。パソコンで仕事をしながらの移動も可能です。
11:11双葉駅に到着
双葉町での移動は、「双葉町シェアサイクル」を利用。駅前にある専用ポートで自転車を借りましょう。100円デポジット方式で気軽に利用できます。
自転車に乗ったら、駅前から続く「FUTABA Art District」の作品を見学しながら、双葉町産業交流センターを目指します。
■双葉町シェアサイクル
https://www.town.fukushima-futaba.lg.jp/9189.htm
■FUTABA Art District
https://sou-sou-fukushima.jp/spot/154
12:00双葉町産業交流センター(F-BICC)へ
双葉町産業交流センターは、双葉町の復興に向けた交流の拠点。貸会議室や貸事務所のほか、レストランやフードコート、土産物店等の商業施設が入る複合施設で、町で唯一のコンビニもあります。
施設見学後、レストランやフードコートで昼食を取りましょう。
■双葉町産業交流センター(F-BICC)
https://www.f-bicc.jp/
■レストラン エフ
太平洋の眺望を楽しめる2階にあり、オリジナル「ふたば丼」をはじめとした日替わりランチを楽しめます。(定休日:火曜日、日曜日)
https://www.toso-fs.co.jp/restaurant_f.html
■せんだん亭
B-1グランプリで有名な「なみえ焼きそば」をはじめとしたご当地グルメを楽しめます。(定休日:火曜日)
https://www.facebook.com/profile.php?id=100063904338251
■ペンギン
震災前は双葉駅前で地元の高校生に愛されていたファーストフード店。ボリューム満点のハンバーガーが看板メニューで、曜日限定でお弁当も販売しています。(定休日:日曜日、第2・4土曜日、第1・3・5木曜日)
https://www.instagram.com/d.penguin1001/
■ふたばのおらほや
うどん・そばの麺類をはじめとして、油淋鳥、サバやホッケの塩焼き定食、刺身定食、うな丼など、メニューが豊富です。(定休日:第2・4・5土曜日・日曜日)
https://www.facebook.com/profile.php?id=100054469360956

13:30【公的施設を訪問】移住相談センター(ふたばプロジェクト)へ
ふたばプロジェクトの事務所で、双葉町のこと、住まいや生活環境、移住支援制度などについて教えてもらいましょう。宿泊にお試し住宅を利用する場合は、チェックインも済ませましょう。
(定休日:土曜日、日曜日、祝日/要事前予約)
■移住相談センター(ふたばプロジェクト)
https://futaba-iju.com/news/2023-10-02
15:00えきにし住宅を見学
双葉町の帰還・移住の先駆けの拠点となる、双葉駅西側地区にできた全86戸の公営住宅。広場や集会所など、来訪者が集える場所もあります。
16:30カーシェアリングを利用
駅前でシェアサイクルを返却し、同じく駅前にあるHonda EveryGo(エブリゴー)のステーションでカーシェアを利用します。利用には事前予約が必要なので、あらかじめ会員登録をして予約しておきましょう。
■カーシェアリングサービス
https://www.town.fukushima-futaba.lg.jp/7871.htm
17:00買い物環境を見学
最寄りのスーパーである「イオン浪江」に車で向かい(10分程度)、買い物環境を見学します。見学終了後、カーシェアを返却します。
※返却後、駅から宿泊地までは、徒歩で20分くらいかかるので、双葉駅と伝承館・産業交流センター前のシャトルバスを利用すると良いでしょう。
双葉駅 18:20発(土曜日、日曜日、祝日は、最終便 双葉駅16:10発)※2024年8月時点
https://touhoku-access.com/route_futaba.php

18:30プランA:ビジネスホテルARM双葉にチェックイン
2021年にオープンしたビジネスホテル。同施設内には温浴施設「双葉の湯 祐」があり、「光明石」という石を使った人工温泉や、木製の壁や天井に囲まれた浴槽とサウナで疲れを癒せます。
■ビジネスホテルARM双葉
https://arm-futaba.jp/
18:30プランB:お試し住宅へ
2024年12月にオープンした双葉町のお試し住宅は、2階建ての4LDK。ダイニングにはベビーチェア、ワークスペースやWi-fiも完備され、子育て世代やフリーランスの方など幅広い層のニーズに対応しています。キッチン家電や食器類はもちろん、シャンプー類や洗剤なども設置済み。洗面具のみ利用者が持参すればOKで、宿泊料は無料です。利用期間は2泊3日〜4泊5日なので、2泊以上で計画するときにはぜひ利用したいですね。
■お試し住宅
https://futaba-iju.com/iju-support#experience
■ここにしかないものを探す暮らしを体験できる「双葉町お試し住宅」
https://mirai-work.life/magazine/12945/
19:00プランA:食事処 貞で夕食
宿泊施設内にある食事処で夕食を。運営会社の本社がある北海道のジンギスカンや味噌ラーメン、地元福島の魚介を使ったメヒカリの唐揚げやイカニンジンなどを楽しめます。(定休日:月曜日)
19:00プランB:お試し住宅で夕食
お試し住宅には、調味料や調理器具などがそろっているので、食材を用意すれば自炊もできます。
08:50宿泊施設を出発
海岸まで歩いて行けるので、余裕をもって出発し、朝の散歩をするのも良いでしょう。
09:00東日本大震災・原子力災害伝承館を見学
東日本大震災の地震、津波、原発事故について数多くの実物・映像資料を展示し、防災・減災に向けて情報発信する施設。展示物や映像から当時の大規模災害の状況とその後の復興過程を学ぶことができます。時間を合わせれば、語り部による講話を聞くこともできます。(休館日:火曜日)
■東日本大震災・原子力災害伝承館
https://www.fipo.or.jp/lore/
※東日本大震災・原子力災害伝承館の隣にある双葉町産業交流センターにはシェアサイクルポートがあります。この後の移動で利用するのも良いでしょう。

10:00体験プログラムに参加
「体験プログラム」とは、参加者の家族構成や趣味、興味や関心に応じて、移住定住相談センターが柔軟にメニューを組み、センターの車で案内してくれる、カスタムメイドのプログラム。町歩きや周辺施設の視察、希望があれば町民との交流の機会もアレンジしてもらえます。お試し住宅を利用する場合には参加必須になります。
■町を知る「体験プログラム」はカスタムメイド
https://mirai-work.life/magazine/12945/
12:00キーズカフェで昼食
撚糸製造・タオル販売等を行う浅野撚糸が開業する複合施設「フタバスーパーゼロミル」併設のカフェ。福島県産の桃を使った「ピーチスムージー」、「ピーチソーダ」、「スフレパンケーキ ピーチ」、請 戸漁港で水揚げされたしらすを使用した「しらすたっぷりペペロンチーノ」を楽しめます。(定休日:月曜日)
13:00フタバスーパーゼロミルを見学
フタバスーパーゼロミルは、全国にファンを持つ機能性タオルを製造する浅野撚糸の新工場。工場のほか、事業所、タオルを販売するショップ、昼食で訪れたカフェを併設している、双葉の新スポットです。
■フタバスーパーゼロミル
https://asanen.co.jp/dakishimetefutaba/
14:30【民間事業者を訪問】フレックスジャパン(ひなた工房双葉)へ
フレックスジャパンは、全国の百貨店・専門店・量販店・代理店などをクライアントとするシャツメーカー。ひなた工房双葉は「思い出の再生と創出」をコンセプトに衣料品のリメイクやリフォームのサービスを提供する拠点です。職場見学を希望する場合は事前に予約しましょう。
■フレックスジャパン(ひなた工房 双葉)
https://arwrk.net/recruit/flexjapan-fukushima
■事業紹介:衣料のリメイクを通してまちづくりに貢献できる双葉町「フレックスジャパン」
https://mirai-work.life/magazine/8235/
15:30【民間事業者を訪問】ドローンのエキスパート企業
WorldLink & Companyは、ドローンの販売や産業向けソリューションなどを展開する会社。2024年にドローンに特化した総合サービスセンター『SkyLinkHangar福島』を双葉町に開設しました。ドローンの保管やメンテナンス業務を行うドローンのサービススタッフを募集しています。職場見学を希望する場合は事前に予約しましょう。
■WorldLink&Company
https://arwrk.net/recruit/worldlinkandcompany
16:48双葉駅を出発
18:17いわき駅で ひたち26号に乗り換え
東京駅に20:42到着です。