令和5年度の福島12市町村の移住者数は839人 前年度から236人増
東京開催の移住セミナー 参加者募集中!
- 事業紹介
(公財)福島イノベーション・コースト構想推進機構が運営する、ふくしま12市町村移住支援センター(センター長:藤沢 烈)は、福島第一原子力発電所の事故により避難指示等の対象となった福島12市町村(※)への移住・定住を促進するため、2021年7月1日に設置されました。広域連携が効果的な事業や福島12市町村による移住施策の支援等を行っています。
福島12市町村への移住者や移住希望者が増えている中、希望者に寄り添った情報発信や地域を知ることができるイベントなどを、今年度も拡充していきます。
本ニュースレターでは、月に1回程度、イベントや支援制度、12市町村におけるトレンドなどの情報をお届けします。ツアーやイベントの現地取材、企画担当者への取材等については、お気軽にお問い合わせください。
今号のトピックス ●令和5年度の福島12市町村の移住者数公表 前年度比約140%で236人増の839人 ●未来ワークふくしま移住セミナー vol.13 7月27日に東京で開催、参加者募集中! ●”自分だけの移住体験ツアー”を後押し モデルコースの特設ページを公開 ●福島県12市町村起業支援金第3回募集が開始 センターで申請をサポート ●今週末開催!「神戸シーサイドブリーズ2024」に移住相談ブースを出展 ●葛尾村のお試し住宅が移転 里山暮らしを体験できるログハウスに |
●令和5年度の福島12市町村の移住者数公表 前年度比236人増の839人
福島県は、6月21日、令和5年度移住世帯数・移住者数を発表しました。
県全体の移住世帯数・移住者数は過去最多の 2,437 世帯、3,419 人。年代別では10~40代の割合が約71.2%を占め、若い世代が多い傾向となっています。
このうち福島12市町村への移住者数は637 世帯、839人で、令和4年度と比較して236人増加しました。
引き続きセンターでは、移住検討者向けにポータルサイト「未来ワークふくしま」で、幅広く情報発信していくとともに、実際に12市町村へ来ていただくための交通費等補助金の交付、ツアーやセミナーを積極的に開催してまいります。
▼参考
・令和5年度 ふくしま12市町村移住支援交通費等補助金の交付件数:189件(令和4年度 145件)
・令和5年度 センター主催 移住体験ツアー申込者数:1,375名(令和4年度 796名)
・令和5年度 センター主催 移住セミナー参加者数:365名(令和4年度 215名)
▼福島県からの発表詳細はこちら
●未来ワークふくしま移住セミナー vol.13 7月27日に東京で開催、参加者募集中!
福島12市町村で実際に活躍する多様なゲストを毎回テーマごとにお呼びし、移住を決めたきっかけやその経緯、移住後のリアルな実体験を聞く、未来ワークふくしま移住セミナー。2022年からこれまで12回開催し好評を博してきましたが、今年度も全6回の開催が決定しました。
今年度第1回目は「地域に根ざし、暮らしを楽しむ生き方」をテーマに、東京の会場とオンラインのハイブリッドで開催。ゲストの方々が福島12市町村での挑戦や移住を決めたきっかけ、その魅力、福島12市町村で暮らすこと、働くことについて、それぞれの活動紹介やパネルディスカッションでお話しいただきます。また福島12市町村の各種支援制度の説明も行います。さらに会場参加者限定で、ゲストに直接質問や相談ができる座談会、移住に関する個別相談会も実施します。
参加の申込みは7月26日(金)まで、募集ページから受付中です。
<未来ワークふくしま移住セミナー『はじめよう、私とふくしまの小さな物語。』vol.13 開催概要>
【開催日】7月27日(土)15:00~17:10(開場14:30)
【会場】TKPガーデンシティPREMIUM品川 6F ホール 6A
住所:東京都港区高輪4-11-16 京急第11ビル 6階
【ゲスト】
沖野 昇平さん( in the Rye株式会社 代表取締役、福島県大熊町のオールナイトローカル)
磯辺 友美さん (合同会社オートラベス代表社員)
遠藤 祥貴さん(Wisteria株式会社 取締役)
八巻 久美さん(公益財団法人福島県観光物産交流協会 観光部 ホープツーリズムサポートセンター)
【定員】会場参加 50名 / オンライン参加 無制限
【参加費用】無料
▼募集ページはこちら
●”自分だけの移住体験ツアー”を後押し モデルコースの特設ページを公開
ふくしま12市町村移住支援センター(以下、「センター」)では、本日7月10日、移住検討者が福島12市町村を訪問する際の参考となる、1泊2日の移住体験モデルコースを紹介する特設ページを公開しました。
センターでは、2021年度から移住検討者向けに移住体験ツアーを開催。申込者が多く現地訪問への関心の高さが感じられる一方で、昨年度は応募者数1300名以上に対し参加者数は約180名と、当選して参加できる人数が限られるのが現状です。そこで、ツアーに参加できなかった方にも現地訪問することを提案したいという思いから、本特設ページを制作しました。
特設ページでは、各市町村を回るコースと、農業や子育てなどテーマにフォーカスしたコースを、それぞれ複数用意。いずれも、交通費等補助金の申請対象となる、行政関連施設での移住相談、職場や不動産会社等の民間で最低各1か所ずつを訪問する内容となっています。紹介するコースは今後も順次追加していく予定です。
センターでは、移住を検討する際にどこに行けば良いか分からないという悩みを解消することで、12市町村への移住の促進につなげたいと考えています。
▼モデルコース特設ページはこちら
●福島県12市町村起業支援金第3回募集が開始 センターで申請をサポート
令和6年度福島県12市町村起業支援金の第3回募集が7月8日に開始されました。
福島県12市町村起業支援金は、県外から12市町村へ移住して新たに起業する方に対し、起業に必要な経費の一部を補助するものです。起業に要した経費の4分の3、最大400万円が補助されます。第3回の申請期間は9月10日(必着)で交付決定は審査を経て10月末の予定です。
また12市町村には本支援金に加え、起業を後押しする補助金の制度を設けている自治体もあります。富岡町の創業・事業展開支援補助金は、町内で創業する方または町外から町内へ事業展開する事業者に対して、その事業に要する経費の一部を350万円を上限に補助する制度です。飯舘村では、スタートダッシュ補助金として、国・県関係補助金交付決定者で、村の産業振興に資する場合、国・県・村補助対象経費以外の経費を上限200万円を上限に補助。また、スタートサポート補助金として、村関係者で生業(なりわい)を始めようとしている方に、事業実施に係る経費(事業費の75%、上限30万円)を補助しています。
センターでは、福島県12市町村起業支援金の申請を希望される方に申請作業のサポートを行うことで、福島12市町村での起業を後押ししています。
▼福島県12市町村起業支援金の詳細はこちら
▼センターの申請サポートについてはこちら
●今週末開催!「神戸シーサイドブリーズ2024」に移住相談ブースを出展
7月14日、15日に神戸ハーバーランド高浜岸壁特設会場で開催される、ラジオ大阪サマーフェスティバル「神戸シーサイドブリーズ2024」内のふくしまPRブースに、センターが移住相談ブースを出展することが決定しました。ブースでは、福島12市町村の暮らしの魅力をお伝えする予定です。
センターでは関西圏での活動として大阪での移住フェア参加や昨年度は初めて大阪でのセミナーを開催しましたが、神戸でのイベント出展は初となります。これまで多く接点が持てていなかった地域に対し、12市町村の情報を発信し、移住に関心を持っていただくきっかけとなることを期待しています。
▼神戸シーサイドブリーズ2024の詳細はこちら
12市町村News
●葛尾村のお試し住宅が移転 里山暮らしを体験できるログハウスに
お試し住宅とは、数日~1ヵ月単位で利用しながら現地の暮らしを体験できる、移住希望者向けの滞在施設のこと。お試し住宅を拠点に街歩きや買いもの、地域の活動に参加するなど、現地で一定期間過ごしてみることで移住後の生活をより具体的にイメージすることができます。移住検討の際の現地訪問のニーズに応えるために各市町村がお試し住宅制度を用意しており、現在、12市町村のうち9市町村が設置しています。
葛尾村では2021年9月からお試し住宅を運用していましたが、今年5月に移転し、新たな住宅で移住希望者の受け入れを開始しました。新しいお試し住宅は里山暮らしを体験できるログハウスで、3日以上30日以内まで、ニーズに応じた期間の利用が可能となっています。
▼葛尾村お試し住宅の詳細はこちら
※「福島12市町村」とは福島第一原子力発電所の事故により、避難指示等の対象となった南相馬市、田村市、川俣町、浪江町、富岡町、楢葉町、広野町、飯舘村、葛尾村、川内村、双葉町、大熊町を指します。