オンラインでスクールの概要説明と自己紹介を兼ねた交流会を行います。これから共に学ぶ参加者とのつながりを深め、現地ツアーへのモチベーションを高めます。ただインプットして終わるプログラムではないからこそ、相互のコミュニケーション、学び合う関係性を大切にしています。

現地ツアーから始まるのが本スクールの特徴。地域見学、実践者への訪問、交流を通じて、福島12市町村で自分でお店や事業をはじめるためのアイデアや方法を学びます。

先輩移住者の活躍の場を肌で感じることで、自身の事業プランをより具体的に考えやすくなり、福島12市町村という地域について現地でないと得られない生の知識や学びを得ることができます。移住者や初めて自分のビジネスに挑戦する方でも利用しやすい「チャレンジショップ」の視察なども予定しているので、様々な事業規模のビジネスについて学べます。

福島12市町村での滞在を通じて、プログラムの仲間はもちろん、現地の方々とも交流をもち、お互いに刺激を与え合える場にしていきます。

どんな形の事業であれ「なぜするのか？」といったwhyを言語化しておくことは、起業の第一歩。福島12市町村ですでに事業を始められている先輩起業家を招き、この地域の課題や可能性を学び、ご自身の事業におけるビジョンと向き合います。

ゲストには、クラフトサケ事業を展開し海外展開にも着手しているhaccobaの佐藤太亮さんと、シェアハウスと食堂kashiwayaを通じて、移住者の支援をしている古谷かおりさんをお招きします。さまざまな事業規模・視点から、ビジョンについて考えていきます。

Day2で整理した自分の想いを、事業に落とし込んでいくためにはどうすればいいのか？想いやアイデアを形にしていくために、思考を深める時間を取ります。「事業として成功するためのアイデアをどう磨けばいいのか？」「どういった視点で考えるといいのか？」「どういうプロセスを辿ればいいのか？」など、ロジカルに学んでいきます。

ゲストには、起業家支援を行なう一般社団法人パイオニズムの但野 謙介さんをお招きして、実践のなかで導き出している考え方を学びます。

アイデアを具体化しても、事業のガソリンとなるお金周りのことも考えていかないといけません。初期投資や資金調達にも触れながら、お金のことを考える時間にしていきます。現在の福島12市町村で使える起業支援金や助成金制度についても学べますので、より具体的なお金の計画を立てることができるようになります。

ゲストには、ベンチャーキャピタルを手がけるスパークルの代表取締役であり、経営コンサルタントとして活躍する福留 秀基さんをお招きします。

ここまで学んだこと、言語化したことを、実際に形にするための行動計画をつくります。これまでの学びを通じて、どのように起業アイデアをアップデートしていくのか？を整理し、事業を客観的に見て他者へ事業を伝えるために、避けては通れない事業計画書づくり。どういう観点で作成するといいのか？を学び、初めてつくる人でもわかりやすいようにお伝えします。

ゲストには、本事業のふくしま12市町村起業支援事務局として福島12市町村での創業支援を行なっているMAKOTOWILLの島 征史さんに説明いただきます。

Day6の最終発表会へ向けて事業計画書をブラッシュアップするために、参加者同士で事業計画書へのフィードバックを行なうグループメンタリングも実施します。些細な疑問点も、他者からのフィードバックを受けることで、自分では気づけなかった視点を得られる機会になります。

参加は任意ですが、本気の人ほど参加することをオススメします。

再び福島12市町村を訪れ、ここまで考え整理したことを発表し、アクション宣言をします。現地プレーヤーをゲストに招き、直接フィードバックしてもらう機会にもなりますので、この福島12市町村での起業へ向けて大きな学びが得られます。ふくしま12市町村起業支援金の申請サポート担当者からも地域状況を踏まえた具体的アドバイスを実施します。

現地で開催することで、事業を実現するうえで活きてくる信頼関係も生まれやすい環境になるので、存分に深めてもらえればと思います。スクール終了後にも、それぞれが自分の足で歩めるようになる状態を目指し、参加者の皆さんの船出を祝福する場にしていきます。